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きみも福祉の仕事をしてみない?/社会福祉士・高橋由茄さん
2025年3月24日
「福祉」と聞いて、どんなことを思い浮かべる? 児童福祉、障害者福祉、高齢者福祉などなど分野は色々だけれど、対象となるのは僕や私を含むすべての人たち。”特定の誰か”ではなく、どんな人にも開かれているのが福祉だ。では、実際に現場で働く人たちはどんな仕事をしているんだろう。世田谷区内の福祉施設で働く、みんなを覗いてきたよ。
障害のある方の困りごとに応える。(社会福祉士・高橋由茄)
居心地のいい場所でともに過ごしながら、
利用者の困りごとを聞き出す。
三軒茶屋の「スペース ココカラ。」は、地域障害者相談支援センター「ぽーとせたがや」が運営する憩いの場だ。「相談処」と「文庫屋」を併設し、古本を綺麗にする活動などを通じて相談がしやすい場づくりを行っている。相談員として働く高橋由茄さんは、もともと百貨店で接客業をしていた経歴を持つ。
「お客さまとの雑談が個人的なご相談に発展することも多くて、しっかりお話を聞ける仕事ができたらと思うように。そんなとき大学時代の友達が栃木県で地域福祉分野の仕事をしていて、市民活動をサポートする仕事があると教えてくれて。それで調布市社会福祉協議会に転職をしました。そこでボランティアコーディネーターの仕事を受け持っていたんですが、ある日障害のある方々が職場見学に訪れた際、案内を担当したんです。そうしたら『説明がわかりやすかったです』と言っていただけて。それで障害者福祉の分野でできることはないかなと思うようになったんです」
そして荒川区の地域活動支援センターに移り、社会福祉士の資格を取得。やがて「ぽーとせたがや」の存在を知り、経験が生かせると思い三たび転職した。現在は電話での相談も受け持ちながら、「スペース ココカラ。」で対面の支援活動を行っている。
「障害のある方のお悩みは色々。家族との関係や、一人でいる不安感もありますし、お通じがないということでも不安になってしまうんです。電話だと顔が見えないので支援の糸口を掴むことが難しいのですが、一緒に過ごしていると、次第に打ち解けて相談がしやすい空気感になる。関係性もフラットで、基本的には事前登録もなく、こちらから無理にお話を聞くことはしません。ふらっと来てもらって、本を読んだりおしゃべりをしたり、思い思いに時間を過ごしてもらっています」
困っている人の悩みを聞いてあげたい、という販売員時代の思いは、3度の転職を経て、障害のある方々の力になる形で結実した。今やりがいを感じるのはどんなときだろう。
「まさに今です。今日は取材があるから、と伝えたら、いつも来ている方々が『じゃあ手伝ってあげる』と言ってくれたんですよ。お二人とも前に出るタイプではないし、ここに来るのを躊躇したこともあるくらい、葛藤をお持ちです。でも力になろうと思ってくれたことに胸がいっぱいで。私こそ力になれるように、個と個のお付き合いを積み重ねていきたいと思います」
プロフィール

高橋由茄
たかはし・ゆか|1992年、東京都生まれ。百貨店から2015年に調布市社会福祉協議会に転職。荒川区の地域活動支援センターを経て、2023年に「ぽーとせたがや」に移り「スペース ココカラ。」に配属。趣味はバードウォッチング。
インフォメーション

地域障害者相談支援センター 「ぽーとせたがや」
区内5つの地域にひとつずつある、困りごとの相談窓口。年齢や障害種別を問わず、障害福祉サービスを知りたい、ひとり暮らしをしたい、生活の不安、家族の相談など様々な相談を受け付ける。三軒茶屋の「スペース ココカラ。」は2023年オープン。相談処の他に文庫屋を併設し、寄付により、本を譲れる場合がある。
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