クリスマス、忘年会、カウントダウン……慌ただしく過ぎていく年末のイベントラッシュ。年が明けたら静かに家で過ごしたいところだけど、何もせずダラダラするのももったいない。それなら、レゴ®ブロックを作ってみるのはどう？　レゴ®ブロックって聞くと、子供の頃の懐かしい記憶が蘇ってくるけれど、建築やブーケといった大人向けのものもリリースされている。しかも、組み立てるのが楽しくて、インテリアとしても使えるらしい。

　そして、2025年の元日に発売されるのが、現代美術家ロバート・インディアナの代表作“LOVE”を模したレゴ®アート。新宿の待ち合わせスポットとしても有名なあれ。彼女と一緒に作るには、うってつけのモチーフだ。

　早速開封して作ってみるけど、想像以上に作りごたえがあって、思わず夢中に。「そこって、このパーツじゃない？」「そっちじゃないよ」なんてやりとりをしていると、デリバリーピザが届くまでの待ち時間もあっという間に過ぎていく。苦戦したからか、Lが完成したときには思わず、ハイファイブしたくなるくらいテンションも上がっちゃう。

　そうそう、このレゴ®ブロックがカップル向きなのは、2人で組み立てられるように説明書が2枚あるから。一緒に作ってもいいし、お互い別々のことをしながら作れるっていうわけ。友達や家族、もちろん1人で作ったってOK。バレンタインデーやホワイトデーのギフトにもいいかも。

　風が冷たいことなんか、百も承知だけど、たまには外でほっとひと息。澄んだ空気は思考をクリアにしてくれるから、スムーズに組み立てられる。手がかじかんできたら、ホットチョコレートでブレイクするのも悪くないね。

　レコードは、レゴ®ブロックを作るときのベストパートナー。なぜなら集中力を高めてくれるし、ザラッとした音質がノスタルジックな気持ちにさせてくれるから。

　そういえば、この“LOVE”というアート作品からインスピレーションを得て、ビートルズの「All You Need Is Love」が作曲されたらしい。どちらも50年以上前に完成した作品なのに、全く古びない。それどころか、毎回新鮮な気持ちにさせてくれる。「All You Need Is Love」って、いい曲だなぁ。

　夜は2人揃って、最後の仕上げ。フリマで手に入れた置き物もお気に入りだけど、自分たちの手で作るレゴ®ブロックは、思い入れもひとしお。カクカクとした独特なフォルムと赤、青、緑の鮮やかな色合いは、インテリアのアクセントになっていい感じ。

　どこかの誰かが、「恋愛はプロセスが大切」と言っていたけれど、レゴ®ブロックもそうかも。前に進むだけじゃなくて、たまには戻ってみることも大事。思い出って、家の中でも作れるもんなんだね。

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