カルチャー

真夏のエネルギーチャージになりそうな展示4選。

さーて、7月はどんな展示に行こうかな。

2024年7月8日

髙田賢三 夢をかける
@東京オペラシティ アートギャラリー

1971-1972 秋冬 文化出版局
©装苑 1971年9月号 撮影:増渕達夫

1970年 撮影:岩田弘行

「木綿の詩人」「色彩の魔術師」。そんな称され方をするのはファッションデザイナーの髙田賢三だ。日本人のファッションデザイナーとしていち早くパリに進出し、斬新なアイデアで常識を打ち破るスタイルを次々と生み出した。没後初の大規模展となる本展では、文化服装学院で過ごした学生時代、パリに渡ってからの活躍、そして晩年の活動までその人生を振り返るとともに、国内外のコレクションから厳選したオールド・ケンゾーコレクションなど、創作の過程と成果を詳細に辿る。日本人デザイナーのパイオニアから、創作のヒミツをビシバシ学んじゃおう!

インフォメーション

髙田賢三 夢をかける

会場:東京オペラシティ アートギャラリー
会期:2024年7月6日(土)~9月16日(月・祝) 
時間:11:00~19:00(※入場は18:30まで)
料金:一般1,600円、大・高生1,000円、中学生以下無料
休み:月曜日(※月曜日が祝日の場合は翌火曜日)、8月4日(日)(全館休館日)

公式ウェブサイト
https://www.operacity.jp/ag/exh276/

島袋道浩:音楽が聞こえてきた
@ BankART Station

1年ぶりに会う友達でもかなり久々な感覚がするが、アーティストの島袋道浩によるこちらの展示は、関東圏では15年ぶりの開催という貴重な機会! 島袋は1990年代初頭より国内外の多くの場所を旅し、そこに生きる人々の生活や文化をみつめ、様々な表現を用いながら新しいコミュニケーションやアートのあり方に関する作品を制作してきたアーティスト。本展は「音楽が聞こえてきた」というタイトルの下、音や音楽に関連する作品で構成された展覧会となる。作曲家の野村誠や小杉武久、ミュージシャンのカシン、モレノ・ヴェローゾ、アート・リンゼイ、ブラジルの吟遊詩人のへペンチスタなど、多様なコラボレーションを通した音世界が『BankART Station』の地下空間に広がる。ぜひとも体感しに行ってみよう!

インフォメーション

島袋道浩:音楽が聞こえてきた

会場:BankART Station
会期:2024年7月4日(木)〜9月23日(月・祝)
休み:月曜日(※月曜日が祝日の場合は翌火曜日)
時間:11:00~19:00
料金:一般1,000円、大学生・高校生500円、 中学生以下、及び障がい者手帳をお持ちの方と付き添い1名 無料、後日再入場500円※入場チケットは展示会場のみで販売

公式サイト
https://www.bankart1929.com/shimabuku/index.html

微粒子の呼吸 トーキョーアーツアンドスペースレジデンス2024 成果発表展
@トーキョーアーツアンドスペース本郷

前田耕平 〈〈Performance 1(江戸川河口)〉〉 2023 パフォーマンス Photo: Toma Yamasaki

某鬼と刃の人気漫画では「呼吸」が大事なモチーフになるが、呼吸は呼吸でも、今回は「微粒子の呼吸」展をご紹介。トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)が2006年より実施するレジデンス・プログラム「クリエーター・イン・レジデンス」。東京や世界の街を舞台に一定期間滞在しながら、制作やリサーチを行うプログラムだ。本展は、2023年度のプログラムに参加した5ヶ国 11 名のアーティストたちによる成果発表展となる。「都市を取り巻くエコロジー」をテーマにした作品を含む第1期、海外の提携機関での滞在制作の成果が披露される第2期と、異なるアーティストによる異なる作品がそれぞれ展開される。様々な作家たちの目を通して映し出される世界に、どんなことを感じるだろうか。どちらの会期も”全集中”して鑑賞しよう!

インフォメーション

微粒子の呼吸 トーキョーアーツアンドスペースレジデンス2024 成果発表展

会場:トーキョーアーツアンドスペース本郷
会期:第1期:2024年6月29日(土)~8月4日(日)、第2期:2024年8月17日(土)~9月22日(日)
休み:月曜日 (※7月15日、9月16日は開館)、7月16日(火)、9月17日(火)
時間:11:00〜19:00(※入館は30分前まで)
料金:無料

公式ウェブサイト
https://www.tokyoartsandspace.jp/archive/exhibition/2024/20240629-7317.html

舟越桂 森へ行く日
@彫刻の森美術館

《樹の⽔の⾳》2019年 楠に彩⾊、⼤理⽯
西村画廊蔵 Photo: 今井智己
© Katsura Funakoshi Courtesy of Nishimura Gallery
※この写真は所蔵者の許可を得て撮影しています。実際の展示風景と異なります。

《立ったまま寝ないの!ピノッキオ!!》2007年 楠に彩色、雑木、バネ
作家蔵 Photo: 今井智己

今年の3月に逝去した彫刻家の舟越桂。人間の存在をテーマに、様々な”かたち”を模索し続けた作家である。彼が最期まで開催に尽力し、遺した展覧会が『彫刻の森美術館』にて開催される。「森へ行く日」と題された本展は、開館55周年を記念する展覧会として彼が準備をすすめていたものであり、その生涯を通じて人間とは何かを問い続けた彫刻家の、作品の変遷と創作の源に迫る展示となる。美しい緑とアートに囲まれた広大な野外美術館で舟越がどんな展覧会を鑑賞者に見せようとしていたのか、そのメッセージを受け取りに行こう!

インフォメーション

舟越桂 森へ行く日

会場:彫刻の森美術館
会期:2024年7月26日(金)〜11月4日(月・休)
休み:なし(年中無休)
時間:9:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
料金:大人2,000円

公式ウェブサイト
https://www.hakone-oam.or.jp/specials/2024/katsurafunakoshi/

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