カルチャー

5月8日(水)「BOOK SWAP MEETING Vol.6」を兵庫の『Void』で開催!

2024年5月7日

photo: Hiroshi Nakamura
text: Fuya Uto

場所:『Void』 兵庫県加西市北条町北条142-9

日時:5月8日(水)12:00〜19:00

 本を一冊持ってきたらPOPEYE Webが用意した本棚の中から一冊交換できる集い「BOOK SWAP MEETING」の第6回を開催します! 今月の開催場所は兵庫県加西市にあるギャラリー『Void』。これまでは東京都内で開催してきましたが、写真家の中村寛史さんが催すイベント『按』があまりにもカオスで面白そうなので、急遽飛び入り参戦が決定。

 今までスワップされた本だけでなく、新たに追加したゴールデンウィーク終わりの憂鬱気分から逃避できるようなアリ・マルコポスの写真集、ロンドンのインディーなzineなど、当イベントの精神に習いジャンルレスに持っていこうと思っています。ナチュラルワインを片手に展示やライブを観ながら、本の交流ができたら最高ですね。当日ぜひお会いしましょう!

3,4階がギャラリー『Void』。ちなみに2階はPOPEYE Webの長寿音楽番組『TOWN TALK RADIO』にてお世話になっている『Tobira Records』があるので併せて行ってみよう!

第5回の「ベストスワップ賞」の結果報告。

「8時だョ!全員集合」(TBS)、「夢であいましょう」(NHK)といった昭和の人気テレビ番組を手掛けたことで知られる放送作家・故大倉徹也さんが、自身の約80年の人生を振り返り執筆した本作。持ち主は『自由が丘ひかり街1F』で文房具屋を営むママ。当時ご近所仲間として大倉徹也さんと仲が良かったらしく「自由が丘が大好きだった大倉さんを知っていて欲しいし、本人もきっと喜ぶと思うから」と本を持ってきてくれた。その心意気にとにかくヤラレてしまった!

 他にも30冊がスワップされました。自身も執筆を手掛けたという詩誌『Wonder』、犬が主役のスナップ写真が辞書のように綴じられた写真集『Dog Dogs(エリオット・ア−ウィット著)』、アメリカインディアンの精神性にせまる良書『虹の戦士(北山耕平著)』などなど。当たり前だけど街は住人が作るもので、今回交換された本を見ると、自由が丘エリアに流れる雰囲気が好きな理由がちょっとわかった気がしました。

 今後は東京都内はもちろん、さまざまな土地で開催したいと思っています。では今週、兵庫にてお待ちしています!

インフォメーション

BOOK SWAP MEETING

・本に対する想い、思い出、読みどころなどをブックレターに書き込んで本をご持参ください。会場にブックレターを用意しているので、現地でメッセージを書き込むことも可能ですが、ゆっくり考えたい方は記事内のデータをプリントしてご使用ください。
・一回で持ち込める本は3冊までとさせていただきます。
・1冊につき1冊の交換となります。
・次回以降の開催場所も随時募集中!「あそこいいんじゃない?」という耳より情報があれば、ぜひイベント当日に教えてください。
・本の寄付も随時募集中!
※本棚と保管場所にかぎりがあるため、すべて受け入れ可能ではありません。また、恐れ入りますが事前に冊数とコメントをお知らせいただけますと幸いです。受け取り可能な場合は、改めてご連絡させていただきます。

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