LIFESTYLE

世界の部屋から。 #7 / SAN DIEGO

理想の空間を求めて訪ねた世界8都市11部屋。7部屋目は、スケボーをリサイクルするギターブランド〈プリズマギター〉のニックの部屋!

2021.05.07(Fri)

photo: Edwin Negado
illustration: Adrian Hogan
edit: Hiroko Yabuki
2021年3月 #887初出

クラフツマンシップ溢れる、陽光が気持ちいい2LDK。

Nicholas Bijan Pourfard
Luthier/Furniture and Lighting Designer

ニコラス・ビジャン・プアファード|1991年、サンディエゴ生まれ。大学で工業デザインを学び、〈プリズマギター〉主宰の傍ら家具や照明も製作する。Instagram: @nbijanpourfard

 ルシアー(弦楽器製作者)としてスケートボードをリサイクルするギターブランド〈プリズマギター〉を主宰する傍ら、家具や照明も作ってしまう、型にはまらないクラフツマンのニック。リビングの壁に浮遊するように飾られた椅子に、どっしりとしたベッド、インダストリアルな素材を組み合わせた照明まで、家具のほとんどが自作。日当たりのいい140㎡の平屋に点在する家具の数々は、どれも質実剛健な彼のパーソナリティを物語るようなデザイン。「シェーカー教徒による、シンプルで無駄を省いた“シェーカーデザイン”に影響を受けているんだ。彼らへのオマージュとして、ロックダウン中に作った椅子を壁にかけてみたのさ。もちろん必要なときには下ろして使ってるよ」。理想の家を尋ねると、ドナルド・ジャッドにルイス・バラガン、ルドルフ・シンドラーと、巨匠たちの名が次々と。「彼らに憧れて、西海岸カルチャーとメキシカンモダニズムの融合を目指しているんだ」って、納得。

Living Room

リビングには自作の家具と、尊敬する作り手たちのプロダクトが混在。「Mushroom Lamp」はオリジナル。セラミックの質感と形にグッとくる。リビングはニックが一日で一番長い時間を過ごす場所。〈Gainey planter〉のプランターに自作の丸い天板を置いてテーブルに。
絨毯はパキスタンの女性人権活動家によるもの。「ラグは僕にとってすごく重要。作られた背景や、柄に込められた意味を考えて選ぶようにしてる」

Kitchen

ダイニングテーブルとチェアは、数多くの立体作品で知られるアメリカ人アーティスト、ドナルド・ジャッドにインスパイアされて作った。
キッチンはカウンターを配したオープンスタイル。サクラ材で作ったボックスを椅子代わりにしている。大きなペイントはLAのアーティスト、Trenton Rivasの作品で、最近買ったお気に入り。

Library

Studio

Bedroom

ベッドはウォルナット材をチョイス。メタルとガラスを組み合わせたオリジナルの壁付け照明は、家中の家具の中で一番のお気に入り。壁のアートはDiane Divelbess、床にはアンティークのペルシャ絨毯を。
スチールとアクリルを組み合わせた自作の「Beaded Pendant Lamp」の下に、メキシコ人デザイナー、クララ・ポルセットのチェア。自然光が心地よく入り、「ここで読書をする時間が至福」という最愛のコーナー。

House layout

AREA サンディエゴ・カーメルバレー
SPACE 2LDK  140㎡
REMARKS 1万2000㎡超の広大な住宅地にある築10年の一軒家を賃貸。居住歴は3年で、近所にスタジオも借りている。友人のエドウィンの家(P18)は徒歩5分の距離。
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