カルチャー
10月はこんな本を読もうかな。
暖かいココアでも飲みながら読みたい4冊。
2022年10月1日
text: Keisuke Kagiwada
『ホラーの哲学 フィクションと感情をめぐるパラドックス』
ノエル·キャロル(著) 高田敦史(訳)

「怖いけど、見ちゃう」。僕らがホラーに抱くそのアンビエントな感情の理由を、哲学的に分析した1冊。『フランケンシュタイン』から『エクソシスト』や『オーメン』、スティーヴン・キングから果ては無名のB級作品まで取り上げられるので、まだ見ぬホラーとの出会いのきっかけにもなるはず。¥3,520/フィルムアート社
『ポータブル・フォークナー』
ウィリアム・フォークナー(著) マルカム・カウリー(編) 池澤夏樹他(訳)

アメリカ文学界の伝説フォークナーが、生涯にわたって描き続けたのが、ヨクナパトーファという架空の土地を舞台にした物語だ。そんなヨクナパトーファめぐる物語を中心に、短篇7篇、長篇の一部を独立させた作品12篇を収録したのがこちら。本書のために書きおろされた『怒りと響き』の続篇的な1篇も入っているので、フォークナー入門にうってつけ。¥6,490/河出書房新社
『必殺シリーズ秘史 50年目の告白録』
高鳥都(著)

1972年に放送開始した『必殺』シリーズは、我らが池波正太郎先生が原作を務める時代劇だ。『水戸黄門』などの勧善懲悪ものとは異なる、アウトローたちのハードボイルドな世界観はいかにして作られたのか? スタッフなど総勢30名への徹底取材を通して解き明かす。なんと『必殺仕置人』『新必殺仕置人』で“念仏の鉄”を演じた山崎努さんへのインタビューまで収録されている! ¥2,750/立東舎
『踊る菩薩 ストリッパー・一条さゆりとその時代』
小倉孝保(著)

一条さゆりをご存知だろうか。1950年代から70年代にかけて活躍した、伝説的なストリッパーだ。引退公演の際、猥褻物陳列罪で逮捕され、その裁判の過程で「反権力の象徴」に祭りあげられたことでも知られる。映画好きには、神代辰巳監督の名作『一条さゆり 濡れた欲情』の女優として記憶している人もいるかもしれない。本書はそんな彼女の波瀾万丈と言うしかない人生に迫った評伝だ。昭和という時代に翻弄された女の生きざまが、胸に迫る。¥2,200/講談社
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