TOWN PLACE

kermistokyo

白金台のワインの夜を〆るのは、
レストランで食べる鉄板焼きそば。

2024年5月2日

焼きそば(¥1,500)に合わせたのはメゾン・ニコラ・モランの赤(グラス¥2,000)。

店主のノブさん(右)と、そうしさん(左)。

「白金台のレストラン」と聞くとひるみそうになるけれど、心配は不要。『kermistokyo』では、ディナーコース(¥14,500)の営業終了後、21時頃からアラカルトのみの延長戦がスタートする。店主のノブさんこと並木康伸さんもリラックスムードで、雰囲気は思いのほかアットホームだ。ワインのお供も、コースとは打って変わって「山田製麺さんの焼きそば」や「ぬか漬け」「さつま揚げ」といった自由な料理。普段はハンターから仕入れたジビエを焼く鉄板で、鮮やかな手さばきを振るうノブさんは屋台の店主にも見えてくるけど、その実、『アンジュール』などの名店で研鑽を積み、旅をしながら世界の一流レストランを会場にしたポップアップでも腕を磨いた経歴の持ち主。一口食べれば、納得の味。

◯東京都港区白金6-2-4 101

☎️080·9067·9887
ワインバー営業についてはInstagram(@kermistokyo)で
不定休

この場所が含まれるマップ
photo: Kazuharu Igarashi
text: Rio Hirai, Uno Kawabata
2024年5月 925号初出