FASHION

最初からキングがやってきた! Vol.1

オールドDCスタジャンクラブ

2022.04.21(Thu)

photo: Hiroshi Nakamura
text: Toromatsu

 “最近80年代のDCスタジャンが気になって仕方がない”というテレビディレクター岡宗秀吾さんの一声から、それらを掘り下げていくクラブ『オールドDCスタジャンクラブ』が発足!DC(デザイナーズ&キャラクター)ブランドが全盛期だった80年代に作られていたスタジャンは、素材も良く、デザインも今にない感じで面白いのになぜか目を付けられていないのだとか……。



 クラブの活動内容は、お払い箱状態のスタジャンをリサイクルショップやフリマサイトから救出したり、当時やたらと使われていた英語のデザインやグラフィックについて語り合ったり、過去にそれを作ったブランドに取材をしてとことん掘り下げたりなど。部員はもちろんここで隊長をつとめる岡宗秀吾。本誌で『青春狂の詩』の連載を担当している言わずと知れた趣味人である。そしてライターのトロ松。デザインを読み解くために必要不可欠な存在、池ノ上でカフェ『ロジーン』を営むバイリンガルなシティガールのレイコもいる! 現在のクラブ員はまだ3人だけど(笑)、ゆくゆくは日本全国、いや世界中にどんどん仲間ができていくはず! さぁ、そんなクラブ活動の記念すべき第1回目となる今回、まずはこんなDCスタジャンの登場だ!

おぉ!いきなりメンズビギ! DCスタジャン界のキングが登場ですね。(岡宗)

お役に立てるかと思ったらいきなりスペイン語!(笑)調べてみると意味は「1975年にできたファッションブランド、メンズビギのジャケットです」となるようです! ちなみに胸のワッペンは「私のジャケット」と書いています。(レイコ)

言わなくてもいいことを、めちゃくちゃ丁寧に言っている感じが、いかにもスタジャンって感じでいいね!(笑)

英語をなんでもかんでも羅列しているようなプリントもあるけど、これは正しくメッセージが込められていていいと思います!

何より、この生地感。何十年も経っていると思えないほど上質だよね。景気も良い頃だから、良い素材を惜しみなく使っている感じがする。

13000円とオールドDCスタジャンにしては値が張りましたが、メルトンも細かく、リブもヨレたりしていないし、皮質もバリバリ現役です。(トロ松)

でも安いよ! 当時ブランドからいろんなスタジャンが出ていたけど、これが一番人気のモデルだったはずだから!

隊長、実は私、メンズビギの広報をしております石井さんを通して、昔これを実際に販売していた青木さんという方にいろいろ話を聞くことができました。

おぉ! クラブ活動っぽくなってきたじゃない!(笑)

このスタジャン、実は一昨年にブランド生誕45年を記念して100着限定で復刻版も作られていて、おっしゃる通り最も人気だったモデルだそうです。発売は1987年。当時5万円ほどの値で決して安くなかったのに、渋谷パルコでは僅か一か月ほどで200件以上の予約が入り完売。店頭に1枚も出すことができず、最終的にはワンシーズンで2万着が売れたという、逸話まで持っていました。

やっぱりキングやね! そして昔の逸品ながら、シルエットがかなり今っぽいんだよね。レイコ隊員、ちょっと着てみない?

これは違和感なく着れちゃいます。普通にかっこいいです!

そうなんだよ! オールドDCスタジャンは“着れちゃう”の宝庫。インスタのアカウントも作るので、いろんな人のスタジャンも募集したりして、これからどんどんファイリングしていきましょう!

初回メンズビギ「1987年モデル」、隊長に興奮してもらえてよかったです! 次は何を掘り下げましょうか。

つづく。

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