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MM6 Maison Margiela

2022年2月11日

photo: Yuki Kumagai
styling: Shuhei Yoshida
hair: Nori Takabayashi
make-up: Nobuko Maekawa
edit: Koji Toyoda
special thanks: Jun Iwasaki

フーデッドナイロンコート¥134,200、コットンポプリン素材のレイヤリングシャツドレス¥105,600(ともにエムエム6 メゾン マルジェラ)その他は私物

 〈エムエム6 メゾン マルジェラ〉ってウィメンズ? と思っているシティボーイ諸君は、今すぐ考えを改めるべきだ。〈メゾン マルジェラ〉のアーカイブにインスピレーションを得たコレクションは、よく見ればミニマルなシルエットが多く、僕らも着られるコレクションが多く眠っているし、オーセンティックさの中にユニークなアイデアを反映させたアイテムは、ジェンダーレスなコレクションとしてガールフレンドと洋服をシェアすることもできるってわけだ。といってもレディスの服を僕らが着ているという感覚とは違って、今までのワードローブに新たなシルエットをもたらしてくれると言ったほうが正確かもしれない。例えばこんな素敵なフーデッドコート。大胆なドロップショルダーと袖のやや短いシルエットに身を包めば、単純なオーバーサイズとはひと味もふた味も異なる予想外の体験ができるはずだ。

コットンリネン素材のジャケット¥117,700、2wayシャツ¥59,400、スカート¥66,000(すべてエムエム6 メゾン マルジェラ)その他は私物

 一見するとデコラティブなドレスに思えるが、実はこちらはシャツとスカートのセットアップ。どちらももともとは同じピンストライプシャツだが、ひとつはベストとしても着られる2wayのシャツに。そして、もう一方はスカートに再構築。これぞ〈エムエム6〉の真骨頂とも言えるギミックの効いた服だ。今季は、世界各地の〈エムエム6〉のスタジオチームがそれぞれ手掛けたパーツを融合することで生まれたというデザインのプロセスもユニークだ。ボックスシルエットなジャケットはこのように女の子が着てもとてもかわいいし、もちろん僕らにもぴったりだ。

ブラックデニムジャケット¥83,600、左肩にロングヘアのトロンプルイユ(だまし絵)プリントがあしらわれたTシャツ¥39,600、ブラックデニムパンツ¥46,200(すべてエムエム6 メゾン マルジェラ) 
ブラックデニムジャケット¥83,600、袖部分にTシャツ生地を使ったショートスリーブニット¥49,500、メタル素材のヘアバンド¥15,400(すべてエムエム6 メゾン マルジェラ) その他は私物

 本当に彼女と〈エムエム6〉をシェアするとしたら、このGジャンがもっともお誂え向きなアイテムだと思う。一見ベーシックなデザインに見えるが、実は手首から肘部分にかけて大きく入ったスリットがポイント。袖の手首部分に付いたエラスティック(ゴム)を外せば、モード感たっぷりなワイドなスリーブにメタモルフォーゼ。Gジャンという枠組みからはみ出して、自由に着よう。ちなみに上写真の彼がはいたジーンズは、オーバーサイズデニムのウエスト部分をカットし、再構築した一本。ジェンダーレスなワイドストレートである。

オーバーサイズのニット¥59,400、ウエストにドローストリングをあしらったデニムパンツ¥62,700(ともにエムエム6 メゾン マルジェラ) その他は私物

 スーパーワイドなデニムパンツとビッグシルエットのニットの組み合わせは、どことなく’90年代ヨーロッパのレイバーを彷彿とさせる。彼らが男女分け隔てのないファッションを愛したように、〈エムエム6〉のこのコーディネートにも性別はない。もちろん女の子がそのまま着ても、きっと様になることだろう。そんな服ってありそうでなかなかなかったよね。シティボーイよ、この春はBDシャツとチノパンをいったんお休みして、〈エムエム6 メゾン マルジェラ〉の門を叩いてみないか。新しいファッションの世界が開けるはずだから。

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マルジェラ ジャパン クライアントサービス☎0800·000·0261