トリップ

世界の料理。Vol.4|トーゴ編

写真・文/相田周二

2021年10月7日

photo & text: Shuji Aida
edit: Neo Iida

 1ヶ月限定のコラムも今回が最終回。僕が最後に訪れたのはトーゴ。西アフリカに位置する共和制国家だ。赤坂から徒歩3分程、TBSから程近い場所にお店はあった。

トーゴ料理
『エコロロニョン』

 日本で唯一のトーゴ料理のお店らしい。

 階段にもメニュー。お弁当もあるみたいだ。

トーゴ料理
『エコロロニョン』
トーゴ料理
『エコロロニョン』

 2階に上がると正面がお店。若干入るのに勇気がいるが店内へ。店員さんに「どこでもどうぞー」と言われ席へ着くと、メニューが2枚。僕が想像してたアフリカ料理のイメージとは違い、凄くスタイリッシュなラインナップだった。ネットで調べてみたところシェフが元フレンチ出身だからだそう。

トーゴ料理
『エコロロニョン』

どれも盛り付けが綺麗で美味しそうだったのだが2枚目のメニューに全部持っていかれてしまった。

トーゴ料理
『エコロロニョン』

 ビュッフェという響き……ラストに相応しいじゃないか。何も迷わずビュッフェを選択、心躍りながらお皿を持つ。この瞬間がいちばん楽しい。

トーゴ料理
『エコロロニョン』

 今日のラインナップはこれだ。なにやら4つに分かれている。この手前に謎の粉もあった。シェフが説明してくれたが謎の粉は里芋から出来ていて、豆のシチューにかけるということがわかった。ただ僕は右下にもうひとつ粉があることを確認した。クスクスと書いてある。で、その上がクスクスソース。なるほど……クスクスの上にクスクスソースをかけるということだったのかと今コラムを書きながら気付く。僕の盛り付けはこれ。

トーゴ料理
『エコロロニョン』

 米にかけた。食べ方は自由だ。

 まず豆のシチューから食べてみた。うん、豆の甘さと程よい塩みが美味しい。里芋の粉は程よく食感のアクセントになっていて、豆と合わせると少しねっとり具合が足されてより美味しくなる。そしてクスクスソースの大根が美味すぎる! 「おでんは絶対大根」という方に是非食べて頂きたい。魚介の出汁が染み込んだ野菜とクスクスライス、これが合う合う。白米のクスクスがけは意外といい。

 そして最後にチキンのピーナッツシチュー。これはおそらく人気No.1メニュー。少し焦がしたチキンとブラウンシチューのような甘み。ホワイトシチュー程の甘さではないので、これもクスクスライスが進む。もちろんビュッフェの醍醐味おかわり決定だ。

トーゴ料理
『エコロロニョン』

 もちろんかけている。

 食べ進めていると急に女性の店員さんが「辛いです」と言いテーブルにコレを置いていった。

トーゴ料理
『エコロロニョン』

 何故今? とは思ったが味変してもっと食べて下さいというメッセージと受け取り、少量かけて頂く。まごうことなき辛さ。パンチが効いて食が進むが水も進む。ここで今更フリードリンクだったことに気付く。飲み物はオレンジジュース、コーヒー、そしてアフリカ名産のお茶ではなくウーロン茶。ウーロン茶が口の中の油と辛さを流してくれた。

 あっという間に大皿2杯完食し、お会計をしようとするとシェフが「コーヒーもあるよー」と促してくれた。1杯頂き、店を後にした。

トーゴ料理
『エコロロニョン』

 また訪れたいと思わせる温かいお店。

 ご馳走様でした。

 コロナ禍で旅行へ行けない今、食事を通して世界を回ってみようと始めたこのコラム。たった4回と数は少なかったが、自分の知らない世界へ気軽に旅することが出来た気がして、これからもプライベートで各国を回ってしまいそうだ。

 次はトーゴから徒歩1分のパラグアイに行ってみることにした。

トーゴ料理
『エコロロニョン』

プロフィール

相田周二

あいだ・しゅうじ|1983年、東京都生まれ。2005年、成城学園で中高と同級生だった小宮浩信とお笑いコンビ三四郎を結成。『有吉の壁』(日本テレビ)や『三四郎のDearボス』(広島テレビ)、ラジオ『三四郎のオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)にレギュラー出演中。著書に『サマ』(晋遊舎)。自身のYouTubeチャンネルではしゅーじまんとして活動する。Twitter:@SANSHIRO_AIDA