TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム
FOOD

【#2】ベラルーシ

相田周二さんの1ヶ月限定コラム(全4話)

2021.09.19(Sun)

さて、2回目の今日はどこへ行こう。あまりまだ知らない国へと行きたくなった僕はなんとなくだがベラルーシへ行ってみた。ロシア、ウクライナ、ポーランドなどの隣国である。神谷町から近いこのレストランはかなり珍しいベラルーシ料理専門店。店内にはベラルーシグッズが並ぶ。

店員さんも海外の方で赤と白のチェック柄の制服で日本のメイドさんの様な格好をしていてベラルーシ感を随所に漂わしている。卓上の右の人形のような格好。

メニューを見るとロールキャベツもあるし、テフテーリというボルシチ的な料理もある。かなり隣国のロシア寄りだ。せっかく来たので存在がまだ謎のジャルコーエというものを頼んでみた。どんなものが来るのか楽しみだ。

程なくして運ばれて来たジャルコーエがこれ。

いや美味そう!
なのだが……前回ペルーで食べたやつと酷似している……コラムの難しさを痛感……以後気をつけます。

平たいお皿に溢れんばかりのソース。もっと深皿にすれば良いのに……とは思ったがつべこべ言わずに食べてみる。

味はと言うと、トマトソースの中に豚肉の味や野菜の甘味が混ざり合っていてかなり美味しい。ビーフシチューに近いだろうか。写真にもあるパプリカが驚くほど甘い。豚肉も柔らかくて白米何杯もいけるってやつだ。今回は白米ではなくカーシャというそばの実を炊いたものを頼んでみたがこれがまた美味い。一粒一粒少し粘り気があって、ものすごく小さい里芋を食べているみたいだ。伝えづらい……。

付け合わせのキャベツと人参のマリネがこれも美味い。後半に全体に混ぜると味変になってかなり重宝される。

そしてスープはローズマリー、鶏肉、じゃがいもが入っているのだが、このスープが美味しい。ローズマリーの香りがすごい。と舌鼓を打っていると……後ろの席の人が「ピロシキありますか?」と店員さんに聞いていた。

ピロシキ? メニューを確認してみるがない。どうやらランチメニューではなくグランドメニューのほうにあるみたいだった。オススメを聞かれてレバーのピロシキと答える店員さん。なんだよそれ……惹かれる……しかしこっちはもう腹9分目。もう1人連れてこなかったことを後悔する。ピロシキってもう完全ロシアだ。やはり隣同士の国は似てくるのか。隣の人が食べていたロールキャベツも当たり前のように美味しそうだった。

そしてデザートはチョコレートとリンゴのシフォンケーキ。

甘すぎずほんのりと香るシナモンが堪らない。

今回あまり知らない国ということでベラルーシへ行ってみたのだが、そばの実が僕的にはすごく美味しかった。ヘルシー思考の今の日本人に刺さる白米に代わる食材になるのではないだろうか。蕎麦がきは蕎麦屋に大体あるが、そばの実は味噌焼きくらいでしか食べたことがなかったので新鮮だった。

ご馳走様でした。

さて、次はどの国へ行こうか。

プロフィール

相田周二

あいだ・しゅうじ|1983年、東京都生まれ。2005年、成城学園で中高と同級生だった小宮浩信とお笑いコンビ三四郎を結成。『有吉の壁』(日本テレビ)や『三四郎のDearボス』(広島テレビ)、ラジオ『三四郎のオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)にレギュラー出演中。著書に『サマ』(晋遊舎)。自身のYouTubeチャンネルではしゅーじまんとして活動する。Twitter:@SANSHIRO_AIDA
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