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トミーさん、「PLAZA PREP」は最高です!

トミー・ヒルフィガーさんに、2027 Springコレクションとプレッピーについて9つの質問。

2026年10月9日

text: POPEYE

ニューヨークのザ・プラザ・ホテルでの2027 Springコレクション「PLAZA PREP」のランウェイショーを終えたトミーさん。ラッパーの21サヴェージと記念撮影。

自身の思い出深い場所であるニューヨークのザ・プラザ・ホテルでのランウェイショーで、また新しいプレッピーの地平を切り開いたトミーさん。フレッシュにツイストした〈トミー ヒルフィガー〉の「プラザ・プレップ」を観覧後、高揚感と多幸感に包まれた状態で、トミーさんを直撃。

「プラザ・プレップ」を、なによりもプレッピーを楽しむための“答え”を教えてもらった。

POPEYE

Q1. 今回のランウェイショーをザ・プラザ・ホテルで開催すると決めた理由は?

トミーさん

ザ・プラザは、私がニューヨークについて愛しているものの多くを象徴する場所です。歴史、カルチャー、そしてあの回転ドアを通り抜けてきた実に多様な人々の存在です。しかし私にとっては、それ以上に特別な意味があります。家族と私は10年以上そこで暮らしていたので、セントラルパークを見渡したことや、ロビーを通るたびに目にした、ニューヨークという街を構成するさまざまな人々の姿など、多くの思い出があります。

私は以前から、ここはショーを開催するのに素晴らしい場所になるだろうと思っていました。ただ、そのためにはふさわしいタイミングが必要でした。2027 Springコレクションは、トミーの40 年にわたるアーカイブを振り返り、そのアイコンたちを現代のニューヨーカーの着こなしを通して再解釈したものです。ザ・プラザは、私のストーリーを構成するその二つの要素をひとつに結びつけるのに最適な場所だと感じました。

POPEYE

Q2. ザ・プラザで〈トミー ヒルフィガー〉がショーを行う意義とは?

トミーさん

とても個人的な意味があります。かつて私たちの家だった場所に、みなさんを再び招き入れるような感覚です。ここは私と家族にとって非常に重要な時期を過ごした場所でしたが、同時に常にインスピレーションの源でもありました。そこではいつも何かが起こっていて、ロビーには興味深い人々が行き交い、スタイルやカルチャー、個性が自然に交差していました。

POPEYE

Q3. 今回発表するコレクションのなかで、ザ・プラザからインスピレーションを受けたルックはありますか?

トミーさん

特定のひとつのルックというよりも、ザ・プラザで見られるさまざまな人々やスタイルの混ざり合いそのものがインスピレーションになっています。40 年にわたり、私はニューヨーカーたちがクラシックなアイテムを自分らしく着こなす姿に刺激を受けてきました。洗練されていながらリラックスしていたり、アップタウンとダウンタウンの要素を組み合わせたり、見慣れたアイテムを異なる姿勢や感覚で着こなしたりするところです。

また、このコレクションは、私たちの歴史の一部となったポップカルチャーの象徴的な瞬間にも目を向けています。例えば、 アリーヤが着用した象徴的なトミーのスタイルを現代的に再現したものや、1990 年代にスヌープ・ドッグが『サタデーナイトライブ』で着用したラグビーシャツへのオマージュなどです。プラザは常に、ファッション、音楽、そしてカルチャーが自然に交差する場所です。そのため、私たちのクラシックなアメリカン・ワードローブとともに、そうした記憶を再解釈する舞台として理想的な場所でした。

POPEYE

Q4. ザ・プラザならではのショーの仕掛けはありますか?

トミーさん

私たちは、ザ・プラザを特別な存在にしているあらゆる魅力をいかしながら、そこにトミーらしいツイストを加えたいと考えました。モデルたちはゲストのように回転ドアから入場し、有名なパームコートやテラスルームを通り抜けました。そうすることで、このホテルが持つ壮麗さや特別な高揚感を実際に体感できるようにしたのです。

同じ発想は音楽にも反映されていました。マット・ジョーンズとマット・ジョーンズ・オーケストラが時代を超えたクラシックナンバーでゲストを迎え、その後サウンドはより現代的なものへと移り変わっていきました。フィナーレではスレイターが登場し、圧倒的なポップのエネルギーを生み出しました。私はその流れがとても好きです。ザ・プラザの伝統から始まり、最後には完全にモダンな世界へと到達する。そのようなヘリテージと現在進行形のカルチャーの融合こそが、非常にトミーらしいと思います。

POPEYE

Q5. 今回のショーのテーマやコレクションに込めたメッセージついて教えてください。

トミーさん

テーマは、「ヘリテージは常に進化し続けるべきだ」という考え方です。私たちには 40 年にわたるトミースタイルの歴史がありますが、私は常に、それらのクラシックが今どのように見え、どのように感じられるべきかを考えています。 今シーズンは、サイズ感、カラー、スタイリングで新しい表現に挑戦しました。ポロシャツは極端にコンパクトなものからオーバーサイズなものまで再解釈し、チノパンツは丈の短いショーツとして生まれ変わりました。また、伝統的なチェック柄やイサカストライプも予想外の形で登場しています。アメリカン・プレップについて私たちが知るすべての要素に、新しい姿勢や感覚を与えることがテーマでした。

POPEYE

Q6. 特にお気に入りのルックはありますか?

トミーさん

私が特に気に入っているのは、ロメオ・ベッカムが着用したルックです。チェック柄のアイビージャケットにシャツとネクタイを合わせ、それをゆったりとしたショーツでスタイリングしています。プレッピースタイルの定番要素を取り入れながらも、とてもリラックスした雰囲気に仕上がっていて、今の時代に非常によく合っていると感じます。

また、トミーフラッグをさまざまな形で解釈するのもいつも楽しみにしています。今シーズンは、そのモチーフを美しいスーパーファインスエードやシルクカシミヤといった素材の上でフェードさせたり、ウォッシュ加工を施したりしました。どちらも、見慣れたものを新しい視点で見せるという考え方に基づいています。

POPEYE

Q7. 今後、どんな場所でショーを行いたいと思いますか?

トミーさん

私たちは常に、ニューヨークでしか実現できない瞬間をつくりたいと考えています。オイスターバー、スタテンアイランドフェリー、そして今回のザ・プラザはニューヨークという街の一部であり、ニューヨーカーにとって身近で、それぞれが独自の思い出を持つ場所です。

まだ探求してみたい素晴らしい会場は数多くあります。しかし私にとっては、行きたい場所のリストがあるということではなく、そのコレクションにふさわしいニューヨークの象徴を見つけることが大切なのです。この街は、いつも新しい夢を見る場所を与えてくれます。

POPEYE

Q8. 今回のショーのモデルついてトミーさんからリクエストしたことはありますか?

トミーさん

私はキャスティングがニューヨークらしい本当の“メルティングポット”に感じられることを望んでいました。異なる個性、異なるバックグラウンド、そして異なるスタイルを持つ人々です。

セントラルパークですれ違う人や、ソーホーやグリニッジヴィレッジを歩いている人たちが、ザ・プラザという一つの屋根の下で集まったようなイメージでした。最終的なキャストを見たとき、その多様性が本当に形になったと感じました。皆がそれぞれの個性を服に吹き込んでいて、それこそ私が望んでいたことでした。

POPEYE

Q9. 日本の〈トミー ヒルフィガー〉のファン、そしてプレッピーを愛する『POPEYE』読者にメッセージをください!

トミーさん

いろいろなものを組み合わせたり、少しルールを破ったり、誰もやらないような着こなしに挑戦したりすることを恐れないでください。プレッピースタイルは素晴らしい土台を与えてくれますが、そのスタイルに命を吹き込むのは、最終的にはあなた自身の個性なのです。

 今、僕らがプレッピーを明るく前向きで遊び心に満ちたスタイルと捉えているのは、〈トミー ヒルフィガー〉というブランドの存在が大きい。そして、〈トミー ヒルフィガー〉のポジティブなエネルギーは、トミーさんの情熱溢れる生き方そのものなのだ。プレッピーを愛し、プレッピーに愛された男。トミーさんには、“Mr. PREPPY”という称号がふさわしい!

インフォメーション

TOMMY HILFIGER

トミー ヒルフィガー カスタマーサービス ☎0120・266・484

Official Website
https://japan.tommy.com/