ファッション

今日は〈ル ラボ〉で待ち合わせ。

LE LABO

2025年12月9日

photo: Yuki Kumagai
styling: Shuhei Yoshida
hair: Nori Takabayashi
make-up: Suzuki
edit: Shun Koda
2026年1月 945号初出

boy/ジャケット¥52,800、パンツ¥35,200(ともにサンモント/サンルーム☎075·275·7077) ニット¥124,300(エクストリーム カシミヤ/シップス インフォメーションセンター☎0120·444·099) 中に着たシャツ¥44,000(カミサス マノロ/シップス インフォメーションセンター) シューズ¥99,000(J.M. WESTON/J.M. WESTON 青山店☎03·5485·0306) girl/ベスト¥99,000、スカート¥176,000(ともにリア/メイデンズ ショップ ウーマン☎03·5772·5088) 中に着たニット¥37,400(キャッシュアンドバルバ info@cashbarba.com) ネックレス¥50,400、イヤカフ¥24,400(ともにトムウッド/トムウッド 青山店☎03·6447·5528) タイツ¥5,940(スティーブン アラン/スティーブン アラン シンジュク☎03·5321·9970) ローファー¥156,200(J.M. WESTON/J.M. WESTON 青山店)

 彼女がいつも使っている〈ル ラボ〉の香水「ガイアック 10」。落ち着いたウッドの中に、ほのかな甘さが溶け合う香りは、世界中の都市へ捧げられた〝シティエクスクルーシブ コレクション〟の一つで、東京の街から着想を得たものなんだって。〈ル ラボ〉が日本に来て一番最初に作られた代官山店が、その「ガイアック 10」をイメージしてリニューアル。そうと聞いたら、あの子を誘って代官山へ。コンクリートとガラス、そして無垢の杉材を組み合わせたミニマルな店内は、〈ル ラボ〉の香りと同じく現代的で心安らぐ空間。ふたりで選んでいる時間までも豊かにしてくれる。1人だとあれこれ迷ってしまうけれど、ふたりなら「これ似合いそう」「こっちもいいね」と、すすめ合う楽しさが何倍にも膨らむ。真剣な横顔が見られる時間も幸せだ。

打ちっぱなしに見える内壁には、よく見ると杉材の棚と同じ木目状の模様が付いている。だからかコンクリートなのに温かみがあり、不思議と落ち着く空間。

 香水がずらりと並ぶ1階にもワクワクするけれど、新設された2階も見逃せない。大きなシンクでは、シャワージェルやハンドソープを実際に試せるようになっている。すっきりとした洗い上がりに、心地よく残る香り。バジルとヒノキ、どっちがいいかな? なんて、つい目移りしてしまうけど、今なら、まずはハンドクリームからデビューするのもアリ。新作の「パフューミング ハンドクリーム」は香水と同じ香りだから、手元だけお揃いにするのもさりげなくていい。ペアルックはちょっと照れるけれど〝香りのお揃い〟を探すデートなら、なんだか新しくて楽しいかもね。

「パフューミング ハンドクリーム」には「テ ノワール 29」「アナザー 13」「マッチャ 26」など、ブランドを象徴する6種類の香りがラインナップ。保湿効果はもちろん、気分転換やリラックスにもなるのが嬉しい。55㎖ 各¥6,050

インフォメーション

今日は〈ル ラボ〉で待ち合わせ。

Le Labo Daikanyama

ガラス越しに外からも見えるラボでは、香水の最終調合が手作業で行われ、その様子を間近で見ることができる。そうして仕上がった香水のラベルには好きな文字を入れられ、なかでも日本語を使えるのは京都町家店と東京では代官山店だけ。香りと一緒に今日の記憶まで閉じ込められそうだ。

◯東京都渋谷区恵比寿西1-35-2 ☎03·5459·2770 11:00〜20:00 不定休