TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム

【#1】東京上陸!

執筆:Keigo Okazaki

2025年6月10日

東京へ出てきたばかりの18歳の私は、相模原の工場に勤めていた。
5時半に出社し、21時に退社。
昼、夜,休みを2日ずつの三交代制だった。

退社後は毎日都心へ友人を訪ね、時には大型の機材を持っていくこともあった。

田舎に育った私はこの東京とゆう街に遅れを感じていたが、その口調と怖いもの知らずの態度が面白がられ、次第に友人は1人,また1人とつながっていった。

初めて一人で音楽イベントに立ち寄った時、私は2つ歳下のカメラマンと出会った。
彼は若いながら落ち着いた口調で、モデルを頼んできた。

私は壁の前でポツンと立ち,すぐにポートフォリオが出来上がった。

後日,その彼に渋谷のバーに連れられた。
友人を何人か紹介され、そのうちのデザイナーを名乗る人物からブランドのモデルをお願いされた。
私はただうなづいて、彼の指の数の報酬とともにモデルの仕事を受ける事を決めた。

当日は秋の風の中、都庁の歩道橋の上で写真を数枚撮られ、撮影は1-2時間ほどで終わった。

あっとゆうまだった。

写真はその翌日、すぐにSNSに公開された。

1ヶ月ほど後、新年を手前に同じバーで友達とたむろしていた。

コップを片手に、携帯を見る私に1通のメッセージが届いた。

(実際のメッセージ)

英語が読めない自分には正直意味が理解できなかった。

友人は私にプロフィール動画を送ることを勧めたので、翌朝、疲れ果てた顔とともに渋谷の路地を上裸で歩き、適当な動画をパリへと送った。

そして後日、メールが届いた。
どうやら出演が決まったようだ。

次編に続く

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