カルチャー
【#4】『シンプソンズ』とKAWSの話。
2021年6月4日
edit :Keisuke Kagiwada

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みなさん、KAWSはご存知ですか? 日本ではストリートウェアの黎明期、〈ア・ベイシング・エイプ〉なんかに、よくグラフィックを提供していたアーティストです。僕がNYの『TOKION』という雑誌で編集者として働いていた2000年代初頭は、よく事務所の周辺で見かけました。
当時、彼はNYのバス停にある広告掲示板の鍵をどこかで入手したらしく、広告に自分のグラフィックを描いたりしていましたね。かっこよかったなぁ。その後、ファインアートの世界に足を踏み入れ、今ではポップカルチャーとアートの橋渡しをする、いわば現代のアンディ・ウォーホルみたいな存在になっていますよね。
さて、なぜ急にKAWSの話を始めたかと言うと、彼は自身の作品でとてもよく『シンプソンズ』をモチーフにしているから。きっと『シンプソンズ』が好きなんでしょうね。
2019年にサザビーズ香港で開催されたオークションでは、ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のジャケ写の構図で、『シンプソンズ』のキャラクターを描いた作品が、なんと1478万4505ドル(約16億4700万円)という破格の値段で落札されましていました。結果的にこれはKAWSのオークション過去最高額だったそうです。オークションの前は100万ドル弱で売るのが予測されていました。
ところで、実はこの歴史的なオークションのカタログに、僕はテキストを寄稿しているんです。このオークションがNIGO®の個人コレクションを集めたもので、彼に依頼されたからなんですが。そう言えば、NIGO®さんも『シンプソンズ』大好きらしいです。こんなエピソードからも、『シンプソンズ』とカルチャーの深い結び付きが、おわかりいただけるんじゃないでしょうか。
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W. デーヴィッド・ マークス
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