ファッション

バスローブに〈ビルケンシュトック〉の「ウッティ」で近所をぶらり。

photo: Momoka Omote
styling: Shogo Iwayu
grooming: HORI
text: Eri Machida
edit: Ryoko Iino

2024年9月14日

シューズ「Utti」¥27,500(ビルケンシュトック/ビルケンシュトック・ジャパン カスタマーサービス☎0476·50·2626) バスローブ¥7,700(プエブコ☎050·3452·6766) 〈アメリカンアパレル〉のショートスリーブTシャツ¥1,100、ユーズドの〈ラルフ ローレン〉のコットンリネンパジャマショーツ¥4,400(ともにMWC) ユーズドのキャップ¥6,930、K10ゴールドネックレス¥49,500(ともにロブ) ヴィンテージの缶バッジ¥1,000、デッドストックの〈Hollywood Video〉のネックストラップ¥660(ともにザ ライト☎03·5432·7130)

 確実に秋が近づいている。夕方に涼しい風を感じながらあてもなく散歩するのが気持ちよくて、気づけば平気で30分くらい経っている。

 ただ、たくさん歩ける理由は気候だけではない。〈ビルケンシュトック〉でとにかく歩きやすい「ウッティ」というシューズタイプのモデルを見つけたから。映画『Boyz n the Hood』でラッパーのアイス・キューブが履いていたスリッパのような見た目がかっこいいなと思って手に取ったら、履き心地も抜群。足裏の形に沿った柔らかいベロアレザーのインソールのおかげで疲れないし、何度も履くうちに毛羽立ってきてスエードならではの味が出てくるところも気に入っている。

 バスローブを合わせて着ると、まさにアメリカのホームドラマでよく見るファッション。部屋着で外出するカジュアルなスタイルに憧れて着てみたけれど、少し肌寒くなるこの季節の散歩にはちょうどよくて意外と実用的なアイテムってことがわかった。

 気を抜いているときに限って人に遭遇したりするから、ルーズな格好のなかにもこだわりは持っていたい。室内履きのようなラフな風貌で歩きやすい「ウッティ」とバスローブさえあれば近所のファッションは完璧だ。