トリップ

MITでもそうでなくても、お土産は出会った時が買い時。Vol.2

TAIWAN CITY GUIDE

2024年6月18日

photo: Koukei Tei, Kazufumi Shimoyashiki
coordination: Tsui-wen Chien
text: Tamio Ogasawara
2019年4月 864号初出

15. 伝統のチーズケーキ

耳の部分が特に美味しい。
台湾式の昔ながらのケーキ屋さん『加福奇士蛋糕專門店』のチーズケーキ。ぎっしりつまって小サイズ250元。

16. 檳榔屋のヘンリーネック

ゆるい台湾スタイルに。
檳榔は蔑まれているのだが、台南の『馬路楊檳榔會社』で見つけたのはポケット付きの究極のボックスシルエット。30元。

17. 泰豐堂の湿布

外装から効きそうね。
デザインだけで選んだ湿布は、帰りの松山空港内でゲット。定価は320元だったが、3つ買って399元だった。大きくてあったかい。

18. ヂェン先生のチャイナジャケットと肩掛け

来たからにはチャイナジャケット。
日本にもとどろくヂェン先生の綿麻素材の日常着。中心部からタクシーで20、30分くらいのところに『惠中布衣文創工作室』はある。ゆったりサイズのスミクロ色のチャイナジャケット(2,000元)に、原住民タイヤル族が織った布の肩掛け(1,500元)を買ってしまった! 

19. トランプ各種

宿ででもやるかね。
旅行といえばトランプである。台南トリップでも海賊トランプなどを買っておいた。台南にも『小北百貨』はあるのだ。各10元。

20. テイさんの写真集

写真からも台湾を知る。
今回一緒に回ってくれた写真家、鄭弘敬さんの写真集を信義の『誠品書店』でゲット。台湾のニューカラーだ。980元。

21. 飛飛軍警百貨店の軍もの

ミリタリー好きに。
軍隊に入ると使うという成功手帳(20元)。かわいいミリタリーワッペン(80元)も。ほっこり台湾にはない趣味で。

22. 正美帽行のキャップ

ヤンキースではない。
際どいセンスのキャップを大量に売っているのが台南の『正美帽行』。ひとつと言わず10個20個欲しくなる。100元。

23. 福源のピーナツバター

お店の味を持って帰る。
いい店でよく使われるのが、新竹にある「福源」のピーナツバター。トーストでもなんでもOK。天母士東市場などで160元。

24. 永興農具工廠の竹茶盤

茶道具は揃えると楽しい。
急須や茶器もいろいろ買ったので、『永興農具工廠』で竹茶盤(400元)も買うことにした。本当はハンドメイドの鉄の中華鍋も欲しかったのだけど、最後まで悩み続けて諦めた。値段も500元と安かったのだけど。無理してでも買っておけばよかった。

25. アミ族の陶器

アミ族は陶器作りに優れる。
とにかく原住民が作るものに興味があって、滞在中暇があれば探していたんだけど、「華山1914」の中の『太平洋的風』で出合ったアミ族の作家の作る陶器が、武骨で触った感じもすごくよかった。980元。

26. 鶯歌の陶器

陶器の街へショートトリップ。
台湾にも焼き物の街があると聞いていた。台北駅から台湾鉄路縦貫線に乗り30分で目的地の鶯歌駅に着いた。着くと、本当に台湾なのか? と思うほどカリフォルニアしていた。日差しも強く、パームツリーに石畳。歩くだけで楽しすぎる! 店という店がほぼ陶器の店だが、特に気に入ったのがグーグルマップにない『秀昌商店』と牛の角の形をしたクロワッサンが面白いパン屋『三峽金牛角』。大きな陶鉢が格好いいと思ったけど、持ち帰りやすい茶壺(1,200元)を購入。『鴬歌老街陶館』では大理石のりんごのオブジェ(250元)を買った。

27. 信二竹店の竹椅子

何よりもこれが欲しかったのだ。
日本民藝館で見ていた台南の竹の椅子。そして、『民藝』でも予習済み。柳宗悦も河井寛次郎ものめり込んだ台湾の竹工芸を何かひとつ、僕らもどうしても欲しかった。台北ではとんと見かけなかったけど、台南の『信二竹店』が今もこの手の竹椅子を作っている。普通に飛行機で持って帰ってこれてよかった。650元。

28. 林華泰茶行の急須と烏龍茶

なんだかんだお茶だよね。
そう、その昔、志村けんも金城武も行ってたあの店だ。創業1883年の台湾茶のお茶問屋で店の奥には製茶工場もあった。ドラム缶のような茶筒にはいろんな種類の茶葉が揃っていて、とりあえず、定番的な鉄観音とミルクのような後味の金萱茶を選んでみた。それぞれ150gで150元。色の素敵な急須は350元。

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