ライフスタイル
【#4】1人でも100人でもピクニックは楽しい
執筆: 〈Gohar World〉Yukimi
2023年9月29日
photo & text: Yukimi
edit: Eri Machida
幼い頃からピクニックが好きだ。家族や親戚、幼馴染の家族ら大勢でピクニックをよくしたことを覚えている。それから三十有余年が経ち、住む土地というか、国が変わった今もピクニック好きは健在だ。
パートナーと2人で、友達数人で、なんなら一人でサクッとででも。
ピクニックしいひん?と声をかけがちである。
週末だけに限らず平日も公園で思い思いに過ごしているのをよく目にする。
大人数のグループもいれば寝そべって犬と読書をしている人、子供たちが遊んでいるそばで大人たちがおしゃべりに夢中になっているかと思えば、音楽を流して一人踊り狂っている人もいたり。過ごし方はそれぞれ。

今もたまにザお弁当!みたいなのを少し気合いを入れて作ることもあるが、もっと身近に、気軽に楽しむようになったなと思う。思い立って冷蔵庫にあるものでパパッと簡単なものを作るのさえも面倒な時、パン屋に寄って、公園に着いたら買ってきたバゲットに切り込みを入れ、イタリア食材店で買ったハムとチーズなどを挟んでサンドウィッチを作ることもよくあるし、ピザを公園にデリバリーしたりもする。なんでもありだ。
コロナによるロックダウンは解除されたものの、まだソーシャルディスタンスが推奨されていた頃、ブルックリンのプロスペクトパークという大きな公園で開催されたアートイベントにてピクニックを行った。パンデミック後初めてLailaが行ったイベントだ。100人ほどの人がソーシャルディスタンスを守りながらもピクニックができるよう、約14m × 14mの大きさの巨大ブランケットを縫った。
食べ物をシェアする訳にいかないので、ランチボックスにゆで卵にフルーツ、モッツァレラチーズやフォカッチャをつめたお弁当をLailaとMalenaと3人で100個作り、ブランケットのはぎれで作った風呂敷で包んだ。


こんな大きなスケールでピクニックすることはそうそう無いなあと思っていたが、今年の6月に次はマンハッタンのセントラルパークでピクニックイベントをした。スケール的には前回には及ばないものの、今度はお互いの距離なんて気にする必要がない。
食事は長テーブルに並べ、ピクニックブランケットにはGohar Worldのシャツ型テーブルクロスを12枚繋ぎ合わせた。


ここ最近、10月にお披露目予定のいくつかのプロジェクトの山場?を迎えているうちに、すっかり暑さも落ち着きようやく秋っぽい空気になってきた。ニューヨークの秋はあっという間。外が気持ちいいあいだに今年はあと何回ピクニックできるだろうか。
プロフィール
Yukimi
ニューヨークをベースに、主にフードやテキスタイルをメディアとしたアーティストとして活動する傍ら、テーブルウェアブランド〈Gohar World〉の企画・デザインに携わる。
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