トリップ

フレンチシェフが手がける和洋折衷なハンバーガーを島で食べる。

2023年9月28日

photo: Hiroshi Nakamura
text: Uto Fuya

ハンバーガー屋

 郷ノ浦のクラシックな下町をふらついてると、都心にあってもおかしくないカフェを発見。フランス料理を得意とする長野県・白馬のホテル『トロイメライ』で修行を積んだ大阪出身のシェフ、馬渡皓介さんが2022年にオープンしたハンバーガーショップ『ネイバーフッド』だ。1番人気の「ネイバーフッドバーガー」(¥1,000)は、手ごねパティを白味噌を合わせた自家製マヨネーズ、さらに企業秘密のソースで仕上げた、油っぽさやしつこさとは無縁の優しい味わい。

「自然はとことん満喫できるので、僕らは街としての魅力を高めていきたいと思っています。移住者や進学で出ていった子たちも、訪れたときにワクワクするような場所を作れたら嬉しいですね」と誰にでも親しみやすく、コンパクトに運営できるハンバーガー屋をスタート。ハンバーガーを片手に、地元の焙煎所から仕入れたドリップコーヒーをじっくり飲める。島に住む若い人が増えてきたと聞いていたけれど、地元にこんなお店があると移住のイメージがすんなりわいてくる。

インフォメーション

カフェ

ネイバーフッド

郷ノ浦港から車で3分。元旅館をリノベし、2人掛けのテーブルが7席ある広々とした空間。スタッフのシュンさんは東京出身で、無類のハンバーガー好きが高じてお店に参加。店主がNYのハーレムで食べた味を再現したチョップドチーズ(¥1,000)やスパイシータコライス(¥950)もオススメ。

◯長崎県壱岐市郷ノ浦町本村触528 ☎︎080・6177・8454 10:00〜18:00(バル営業 18:00〜21:00) 月休

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