カルチャー
1月はこんな映画を観ようかな。
1年の幕開けにふさわしい4作。
2023年1月5日
text: Keisuke Kagiwada
『ippo』
柄本佑(監)

“日本一の映画好き俳優”と言っても過言じゃない柄本佑さんによる監督作は、劇作家·加藤一浩さんの戯曲に基づく3作の短編からなるオムニバス。いずれもひとつの限定的な空間において、2人の男が意味深な会話を繰り広げるだけだが、それぞれ映画的な企みに満ちていて、さすが柄本さんと言うしかない仕上がり。出演者も、加瀬亮さんや高良健吾さんなど超豪華。ぜひ“映画初め”に! 1月7日より公開。
『シャドウプレイ【完全版】』
ロウ・イエ(監)

舞台は2000年代初頭の中国。再開発地区における住民暴動の渦中、開発責任者が不審な転落死を遂げる。1人の若い刑事は事件を捜査する中で、4人の男女の一筋縄ではいかない関係にたどり着くが……。70年代後半から「改革開放」と呼ばれる、市場主義経済政策が推し進められた中国。そんな時代に翻弄された人間たちの悲しきドラマが、スリリングなアクションを通して描かれる。“中国の今”を考えるためにも観ておきたい社会派娯楽作。1月20日より公開。
『ほの蒼き瞳』
スコット・クーパー(監)

1830年、ニューヨークの陸軍士官学校で、士官候補生が心臓をくり抜かれた死体となって発見される。学校側に内密な処理を依頼された元刑事ランドーは、捜査の過程で1人の青年と出会う。その名は、エドガー・アラン・ポオ。そう、のちに文豪として数々の作品を遺すことになる、あのポオだ。かくして、2人は事件の真相に迫っていくが、ミステリの始祖としても知られるポオが探偵役を演じるってアイデアが面白い。原作の『陸軍士官学校の死』も合わせてチェックすべし。一部劇場で公開中。1月6日よりNetflixで独占配信。
『JUNG_E/ジョンイ』
ヨン・サンホ(監)

『新感染』シリーズで知られ、『寄生獣』の映像化も決まっているヨン・サンホ監督最新作。気候変動で荒廃した地球を舞台に、戦闘AI開発会社で働く女性が、伝説的な傭兵ユン・ジョンイの脳データをクローン化して究極のAIロボットを作ろうとする姿を描く。何かに似ているなぁと思ったのだが、そうだ、『AKIRA』だ。監督自身も愛してやまない作品らしいので、影響を受けているに違いない。1月20日よりNetflixで独占配信。
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