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2022年11月09日(水)


PODCAST

『銀シャリのおトぎばなし』(オールナイトニッポンPODCAST)を聴く。

毎週水曜18時ごろ更新。

ポッドキャストを聴く。

MUSIC

本日のBGM


BOOK

『黒人音楽史 奇想の宇宙』を読む。

『黒人音楽史 奇想の宇宙』
後藤護(著)

新世代の知の巨人による新著のテーマは、タイトルからもわかるように黒人音楽の歴史。奴隷制時代から現代に至るまでのその精神史を、お馴染みの博識を通して描出しているのだが、知らない固有名詞の波状攻撃に嬉しくなる。と同時に、黒人差別への抵抗は、音楽を通して表現されてきたのだということもよくわかる。必読。¥2,750/中央公論新社


MOVIE

『パラレル・マザーズ』 ペドロ・アルモドバル(監)を観る。

(C)Remotamente Films AIE & El Deseo DASLU

写真家のジャニスは不倫の末に妊娠し、シングルマザーになることを選ぶ。しかし、不倫相手は生まれてきた赤ん坊を見た瞬間、「肌の色が違う。自分の娘とは思えない」と言い放つ始末。どんだけ最低男なんだと思うかもしれないが、実はそういうわけでもない。実際、DNAテストをしてみれば、不倫相手はおろかジャニスとも一致しないのだ。どうやら入院中の隣のベッドにいたアナの子供と取り違えられてしまったらしい。見逃せないのは、1930年代の軍事政権下のスペインにおいて行われた大量虐殺という史実を組み入れることで、その物語に重たい膨らみを持たせている点。そんな事件があったことを知らなかった人こそ観るべし。11月3日より公開。

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ART

ヒスロム 「現場サテライト」記録・資料展示3 @広島駅南口地下広場ショーウィンドウ

黒川紀章の設計で日本初の公立現代美術館として開館した広島市現代美術館。竣工から30年以上となり、現在大規模改修工事中。休館中館外で様々な活動を行っている他、オンラインでの情報発信も充実。「工事日記」と名付けられたインスタグラムアカウントからはその改修の模様を垣間見ることができる。足場が組まれたり、塗装・増築されていく様子はとても興味深い。また、工事現場となった館を舞台とし、アーティスト・グループ「ヒスロム」がプロジェクトを展開。その記録や関連資料が広島駅のショーウィンドウに展示されており、特に「今週のことば」と題された金言・迷言にはドキッとさせられる出会いがあるかも。

会場:広島駅南口地下広場ショーウィンドウ
会期:2022年9月3日(土)~11月27日(日)
時間:7:00~22:00
休み:会期中無休
料金:無料

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ART

小林耕平 「テレポーテ―ション」@黒部市美術館

ドラえもん秘密道具の代表格、どこでもドア。何かにつけてドラえもんが取り出して使っているように、その利便性からテレポーテーション(瞬間移動)は誰もが一度は夢見たことがあるはずだ。でも、そんなテレポーテーションを我々はよく行なっているのだといったら暴論だろうか。例えばヤシの木を見たとき、それがどこであっても南国のトロピカルな香りがしてくるようにモノと場所は密接な関係を持っていて、人は概念的な”瞬間移動”を頭の中で繰り返している。本展では、作家が黒部市を含む新川地区(富山の東側地域)の10箇所を舞台にそんな関係性を見つめ直す。サイトスペシフィックを超えた不思議な展示だ。

会場:黒部市美術館
会期:2022年9月23日(金)〜12月18日(日)
時間:9:30〜16:30
休み:月曜日(但し 10月10日開館)、10月11日(火)・12日(水)、11月4日(金)・24日(木)
料金:一般 ¥500、高校・大学生 ¥400、中学生以下無料 詳細はこちらの案内にて

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ART

山﨑萌子 「むすう」@PALI GALLERY

過去にタウントークで執筆してくださった新城大地郎さんと写真家の石川直樹さんの二人が中心となって、ゆかりの地、宮古島にオープンしたギャラリー「PALI(パリ)」。宮古島で「畑」を意味する「パリ」という言葉の通り、広い視野から宮古の文化を考え、耕していくことを目的としている。今展示では、アーティストインレジデンスプログラム「PALI GALLERY AIR」の第一回としてアーティストの山﨑萌子さんが実際に滞在し、人々や文化とのふれあいの中で制作された作品が展示される。繊維を「むすう」(宮古西原の方言で、結ぶという意味)ことで、伝統的な織物である宮古上布が織られるように、展示では、そんな結ぶという身体的な行為を介して、作品も人も、文化をもつなぎ合わされている。

会場:PALI GALLERY
会期:2022年10月1日(土) 〜11月20日(日)
時間:12:00〜19:00
休み:月曜日
料金:無料

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ART

Waku「Afterimage」@Gallery COMMON

アーティストのWakuが新作を展示した個展「Afterimage」を開催。今までは「形に一定の意味があることへの違和感」から、ネオンサインを抽象化して光のみを取り出すといった、純粋なネオンそのものを追求していたWaku。今回の展示においては、そういった抽象化の作業から一転、ネオンサインに宿る、抽象化しても消えない強固な記号性に着目して作品を制作。アンディー・ウォーホルやジェニー・ホルツァーらがブロードウェイ広告や電光掲示板といった記号に消費社会の啓示的役割を見出したように、ネオンサインもまたその造形以上のメッセージ性を孕んでいるのだ。鑑賞しながら「これってもしかして”あれ”じゃない?」って思うはずだが、ただの形にそう思うこと自体がちょっとした異常事態ってわけだ。キャッチーな作品なのに、我々の無意識レベルの、オートマチックな認知システムを炙り出されるかのようなハッとさせられる展示だ。

会場:Gallery COMMON
会期:2022年10月15日(土)~2022年11月13日(日)
時間:12:00 〜 19:00
休み:月・火曜日
料金:無料

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