ライフスタイル
POPEYE Web編集部の日常ブログ。
2026年 9月
2026年9月9日
POPEYE Web編集部の、ゆったりブログ。
– スタッフが見たもの、食べたもの、買ったもの etc をたまに更新します。 –
風邪引いたら、コンナムルク
夏から秋への移り変わり。朝夜の寒暖差に加えて、しばらく続くエアコンの設定温度が真夏仕様の電車や公共施設。中と外の気温差にもやられる。学生のときは風邪を引けば、「学校休めてラッキー」とすぐに思えていたけど、今は「仕事どうしよう」「病院遠いな」など色々考えてしまい、嬉しくない。ご飯も自分で用意しないといけない。本当はカップラーメンとかで済ましたいけど、あまり喉を通らない。そんなときにぴったりの料理を紹介したいと思います。
コンナムルクです。
実家で風邪を引いたときによく作ってもらっていた韓国の家庭料理で、材料も少なく、作り方も簡単。「コンナムル」が豆もやし、「クッ」が汁ものという意味で、「豆もやしスープ」のことです。
材料
豆もやし – 200g
水 – 500mlくらい
煮干し – 5匹くらい
にんにく – 1欠片
塩 – 小さじ1くらい
作り方
①水に煮干しをつけておく。
②ある程度経ったら、細かくスライスしたにんにくを入れて、沸騰させる。
③沸騰したら塩を小さじ1杯入れて、もやしも投入する。
④中火で煮て、もやしが食べれそうになったら味見して塩で調整する。
⑤完成。
豆もやしはシャキシャキでもしなしなでもどちらでも美味しい。お好みで干し鱈(タラ)を入れても良いと思います。ごま油もいいかもしれないです。。この汁もののいいところは、調味料が塩だけなので、濃かったら水を加えればよく、薄かったら塩を入れればいい、ミスすることのない料理ということです。
風邪を引いたときや二日酔いのとき、試してみてください。
2026年 9月
テジン(POPEYE Webライター)
80sタンニングの極意
高校生のときに買ったサンオイルが出てきたのを機に、「タンニング」に目覚めてしまった今年の夏。そのサンオイルは〈ハワイアントロピック〉のもので、パッケージを見ると「ダークタンニングオイル」と書かれていた。ダークタンニングとは、日本でいうところの小麦肌のことなのだろうと理解した。
そもそも何年もサーフィンをやっているので、肌が黒いのは当たり前。でも、大したケアもしてこなかったから、その黒さは決して美しいものではなく、ただ黒い、という感じ。だから僕は急に「ダークタンニング」というものに興味が湧いた。
日に焼かないことにおいては、今の時代の人のほうが圧倒的に優れているのは言うまでもない。だけど逆に、日に焼くことに関しては、80年代頃の若者のほうが遥かに達者だったはず。そこで僕は、80年代にタバコの〈セーラム〉のキャンペーンガールをしていた友人に連絡をとった。すると、面白い話を聞くことができた。
「ハワイアントロピック、流行ってたよ。懐かしいね。あとはみんなベビーオイルを使ってたよ。サンシェード(車の日除け)みたいなアルミのマットを敷いて焼いてた」
アルミのマット(!)海や雪山でよく焼けるのは照り返しがあるからだけど、それをさらに超えるパワーを持っていそうだ。どうしても実践してみたくなり、試してみたのだが、これがとにかくまぶしいのなんのって。目をつむっておけばいいんじゃない?って思うかもしれませんが、それじゃダメなんです。久保友香の著作『ガングロ族の最後 ギャル文化の研究』に、当時の人の証言でこんなことが書かれていたから。
「オカサーファーと本格サーファーは一目でわかる。だってオカサーファーは瞼も黒くなっちゃってるんだもん」。サーファーは波を目で追っているから、瞼が焼けないんだそう。タンニングに興味があるからといって、わざわざオカサーファーを目指したいわけではない。だから、やっぱり目は開けていないといけないのだ。
別の日に、千葉・一宮在住のサーフィン仲間(おなじく80年代に青春時代を過ごした人)と話したとき、「ハワイアントロピックが出てきて、最近焼いてみた」と伝えたら、その人も偶然同じようなことをしていたらしく、「ボンボンベッドをゲットしたから、ニベアで焼いてる」と教えてくれた。
「えっ、ニベアで焼けるんですか?」と聞くと、「杏里もニベア派だよ」と一言。嘘か実か、杏里もニベア派というキラーワードの説得力たるや……笑。アルミには完敗したが、こっちはとってもイージーそう。残暑の晴れた日を狙い、ニベアを塗りたくって焼いてみようと思っています。
2026年 9月
トロ松(編集者/ライター)
ポスターを渡すまでの1分間。
久しぶりに本誌の制作に参加した50周年号が発売されてから約2週間。
できたてホヤホヤの雑誌を読むのは、録音した自分の声を聴くのに似た居心地の悪さがあって、一読者としてしっかり読み込むまでには結構時間がかかる。
そのうえ、大事な宣伝活動も待っている。
50周年だから特別なことをしようと、SNSだけでなく、ポスターを作って協力してくれるお店に配ることになった。
手を挙げてくれたお店に加え、普段お世話になっているご近所さんにも配ることに。
ただ、これが実際にやろうとするとかなり緊張する。
相手は「ポスター貼ってもらえますか?」と言われたことがあるのだろうか、とか、丸めたまま渡すのが正解なのか広げてデザインを見せて「いいですね」と思ってもらったタイミングで渡すのがマナーなのか、とか、もらった手前そのまま捨てるわけにはいかないと思わせてしまうよな、とか、店の一部分を使って宣伝をしてもらうのって結構図々しいことじゃないかな、とか、アレコレ考えているうちに(約60秒)、いつもお世話になっているコロッケ屋さん『チョウシ屋』に到着。
結果、「あ、いいですよ」と一等地に貼ってくれた。
嬉しくてすぐに撮ったのが冒頭の写真。
その後、会社近くのドトールに貼ってもらったけれど、この時点で疲労困ぱい。
街に貼られているポスターの裏には名営業マンがいることが身に沁みてわかった。
会社に戻ると、ライターの内田くんが「ポスターって『ヴィレッジヴァンガード』以外で買えるところあるんですかね」と言っていて「たしかに」と思った。
2026年 6月
宮本(POPEYE Webエディトリアルディレクター)
仕事とおまけ。
終電過ぎまで原稿を執筆。空腹も限界を迎え、近くのチェーン系蕎麦屋へ。誰もいない店内。景気付けにカツ丼単品を注文しました。すると受け取り口で店員さんが「最近値上がりしちゃって申し訳ないから、これ」と、お味噌汁をサービスしてくれました。サッと闇取引のようなスピードでカツ丼の横に添えられたので一瞬たじろぎましたが、チェーン店でありながら、どこか昔ながらの個人店を思わせる粋な計らいに感動。某猫型配膳ロボットにはまだ真似できないその優しさに感謝しつつ深夜飯をいただきました。
また後日、梅雨らしい豪雨の日。取材の手土産を買いに木挽町に移転オープンしたばかりの「松崎煎餅」へ行きました。お店で買い物を終えて少し歩いていると、背後から店員さんが駆けてきて「ひどい雨の日だから」と差し出してくれたのは、てるてる坊主柄のお煎餅。濡れた「おまけ」に人のあたたかさが沁みる。後退りしながら万引きしてません! となぜか言い訳しそうになっていた自分が少し恥ずかしくなりました。
心に残るのは、マニュアルにはない「おまけ」のひと言や、ほんの少しの気遣いだったりする。人間よりAIの方が文章をスマートに書けてしまうこの頃。だからこそ原稿を執筆するときは、一度完成したと思っても、ときには“ルール”の外側にある「おまけ」精神でもうひと踏ん張りテキストに向き合ってみることで、人間らしい文章が生まれる気がしている。できるかな。
おまけ、といえば発売中のPOPEYEにも。まだ残っている書店もあるかもしれないので、ぜひ。
2026年 6月
内田(POPEYE Webライター)
もうすぐ夏ですね。
近頃、「アナログじゃないといけないもの」についてよく考えています。古雑誌のちょっぴりぎしぎしする肌触りや、新品の雑誌特有の少し甘い匂いなど、フィジカルな体験はやっぱり他では置き換えられないのですが、いざ自分で記事を作るときには、ウェブで働いていることもあってか、この内容だったら紙よりウェブが向いてそう、むしろウェブの方が良く見せられるな、と考えることもしばしばあって。アナログじゃなきゃいけないものって、だんだん減っているんじゃないかなとも思います。そんな中、最近これはアナログじゃなきゃいけないだろう! と胸を張って言える品を見つけたのでシェアします。
写真は、岩手県の安比高原スキー場(通称APPI)のバンダナ。スキーマップをプリントした廃盤グッズの一枚で、アイスブルーとグリーンがナイスカラー。山に入ればまだまだ電波が通じないところも多いし、マップは必ず持っておきたいところですが、やっぱり(私は)転ぶので紙製だとぐしょぐしょになるんですよ。腕にきゅっと結んでおけば安心。APPIって80年代にはこんな感じでとにかくグッズを作りまくっていたよう。公式サイトのマルシェでは、最近あのロゴの複写ステッカーを復刻販売しているみたいですよ。檸檬色のホテルにも泊まってみたい。冬よ早く来い〜〜。
2026年 5月
中村(POPEYE Webライター)
TV EYE
所用で昔のTV番組雑誌を調べていました。
テレビ好きが高じてこういう記事まで書いたくらい、テレビウォッチャーの自分としては、かつての番組情報を眺めるのはとても楽しい作業です。『夜のヒットスタジオ』『11PM』『金八先生』など懐かしの番組(当時を生きてないけど)の名前を見て、“全盛期”を追体験。作業していると、編集部の方々がパラパラとページをめくって、子ども時代に見ていた番組表を見つけて感嘆しながらタイムトラベルしていました。
思えば、『POPEYE』をはじめ雑誌文化に興味をもったのもテレビからでした。2014年、NHK Eテレにて宮沢章夫さんがMCを務め放送された『ニッポン戦後サブカルチャー史』。’50年代のアメリカにおけるサブカルチャーの萌芽から、’10年代日本の姿までを総ざらいした内容でした。社会の教科書で登場するようなトピックと現行の文化が接続する感覚が、当時中学生だった自分にとっては新鮮で、録画した内容を何度も見返したのを覚えています。
「あなたへのおすすめ」をなんでもサジェストしてくれる便利なテクノロジー環境がある昨今。ひとつ猫の動画を見ると大量の猫の動画が出てくるように、身の回りを“自分の好き”で溢れた世界に変えることができます。裏を返せば、自分の世界観が狭まる危険もある。だからこそ、特に見たくもないものが勝手に流れてくるというテレビの不便さが、むしろ心地よいです。たまに、先述したNHK番組のような“宝石”と出合えたときの喜びも大きい。深夜のBSの通販番組まで見ていれば、実際に宝石(らしきもの)も見られますし。
テレビといえば、先日、韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれる「百想芸術大賞」が発表されていました。女性最優秀演技賞などで賞を席巻したテレビドラマ『未知のソウル』の演出家の方が授賞式のスピーチで語っていた内容がとてもよかったので共有します(日本語字幕にできます)。
「役に立たないと淘汰される世界ですが、テレビドラマは、頼りもなく孤独でどこかに行く時間もなく何かを見るためのお金もない人のために存在している……」。テレビが好きな理由がつまっていました。
2026年 5月
内田(POPEYE Webライター)
ワッペン?
春になって、お気に入りのワッペンをしっかりめの両面テープでアウターに貼るという遊びをしていたのですが、あっと言う間に暑くなってしまいました。全部剝がして、次の貼り場所を探します。
赤のダウンベストに付けているものは、着古したキャップの刺繍部分を切り抜いたもので、友人にすぐさま「何それ」と突っ込まれました。でも自分は気に入っています。
2026年 5月
トロ松(編集者/ライター)
おもち
江戸時代の人が「一生に一度は」と憧れたお伊勢参り。先日初めて行ってきました。行くきっかけになったのは「朔日餅」。伊勢神宮には、毎月一日に早起きしてお参りする「朔日参り」という習わしが残っているのですが、それにあわせて伊勢神宮近くの『赤福本店』には、その日限定のお餅が登場するんです。料理家の土井光さんに教えてもらってからずっと恋焦がれていて、ついに3月に訪れることができました。
お店は朝5時開店。頑張って朝イチで向かいお餅を食べたら宿に戻ってもう一度寝るといいと土井さんから聞いていたので、当日は朝3時30分にアラームをセット。いくらなんでも気合いが入りすぎでは? と思っていましたが、お店に近づくにつれて人が増え、到着するとすでに大行列! 寒空の下で1時間ほど待ちましたが、店内が広く回転も早いので開店後はすぐに入店できました。
3月はよもぎ餅。よもぎが練り込まれたもちもちつやつやの生地が美味しく、あんこがあまり得意ではない友人も大満足とのこと。よかった!
ちなみに5月はかしわもちです🎏 包装紙も素敵。で、おまけ。冬に『銀座百点』の中でみつけたお餅。うさぎのおしりがたまりません。
2026年 4月
町田(POPEYE Webライター)
マッチョとナンパ
「ナンパ」という概念は令和の今ではあまり聞かないかもしれませんが、ほいほいと乗ってみたわけです、先日に。POPEYE Webのポッドキャスト「アフターアワーズ・クラブ」最新回でも恥ずかしながら話していますが、ライター業をしてからというものの、なんだか思考や出てくる言葉が自分のなかでマッチョ(別名ストイック)になっているのもあり、コリをほぐそうと色々と試行錯誤中でして。話題のドラマ『冬のなんかさ、春のなんかね』や『ザ・ノンフィクション』の「ゾス!」を見たり、佐久平の『フェンバーガーハウス』でディープ・ルッキング・セッションをはじめて受けたり。
そんな最中に冒頭の誘いがあったのでした。……(中略)もしよろしければ、今度ウチの山の家で焚き火をしませんか? ぜひ行きたいです、と返した僕は会ったこともない人の家へ、自宅から2時間ほど車を走らせました。はじめまして。
帰り道、ふと、たしか例の第6話での出合いはインスタのDMだったと思い出しました。今どきってやつは、なんてジジイのごとく後進した気持ちで驚いたのですが、よく考えてみると自分も全く同じ経由で楽しい思い出ができていたのです。もちろんその人がどういう人なのか過去のポストを見て判断しましたが、いずれにせよ「Netflix見ませんか?」ではなく「焚き火しませんか?」だったから自分のなかでOKだったのかもしれません。
ちなみにその人は、50代男性の大先輩。仲良くなれそうな素晴らしい出合いでした!
2026年 4月
宇都(POPEYE Webライター)
ロケット
80年代のとある本に「彼氏のロケットに元カノの写真が入っていた」と書いていて、ロケットペンダントに興味が湧いていたここ最近。別の日に古本屋に行くと今度は『魔法のロケット』という絵本を発見し、さらにロケットの存在が気になり始めてしまった(その本の帯に“直輸入ロケット付”と書いていたが、残念ながら付属しておらず)。そんな最中、また違う文庫本を呼んでいると、「ロケット式の時計」というワードが出てきて、つまり懐中時計的なもののことなのだろうと推測したが、どうも具現化できず、いよいよロケットについて少し調べることにしたのであります。
バーンと開くのが宇宙に飛び立つロケットっぽいからと語源を適当に決めつけていたけど、その予想は大外れ。ロケットは英語で「Locket」と書き、物をしまい込む「Lock」と、小さい物という接続語の「~et」からきているらしい。ロケットペンダントには写真だけでなく、薬をしまったりする人もいたようで、僕はいよいよ実物ロケットを手にしたいと思うようになりました。
ただフリマアプリを覗いてみても、ロケットペンダントがありすぎて、どれがいいのか全然決められない。いったんブレイクし、気分転換にポパイウェブチーム(の一部)が好きなオールド〈ドゥファミリィ〉をフリマアプリで検索していたら、なんと同ブランドのロケットを500円で発見。80年代のノベルティのようで、これならありかも!ともう何も考えずに即購入。入れたい写真も薬もないうえ、メンズがハートのロケットなんて何に使うのかなんてことは考えませんでした。
数日経って封筒で届いたそれを、僕は夢中でちぎり開封すると、出てきたものを見て目が点に。想像より遥かに小さいロケット式の“ブレスレット”が姿を現したではありませんか。出品者の説明を改めてよく読むと、しっかり“ブレスレット”と書いてあるし、“小さなロゴの紙が入っていたけど無くなってしまった”と記載もある。悔しいから、無駄使いと、早とちりの戒めにこの小さな小さなハートに何を収めたらユニークか思い浮かぶまで、もう少しロケットと向き合ってみようと思います。それにしてもあまりにもロケットに翻弄されすぎな自分が不甲斐ない……。
2026年 3月
トロ松(編集者/ライター)
品切れ
絶版ではなくとも、長らく重版未定で品切れになっている本がたくさんあります。出版業界の細かいことはあまり詳しくわかりませんが、最近はその品切れペースも早くなっているような気がします。再販の見込みがない本は、たいてい、Amazonで高値で販売されているか、古本屋での奇跡的な出合いに賭けるか、いずれも入手は困難です。いますぐにではないけれどいつか必ず欲しい本。とある街のフリマでそんな一冊と“奇跡的な出合い”がありました。
クリスティーナ・ロセッティによる詩集です。ラファエル前派のひとりで、19世紀に活躍した画家ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの妹。子供向けの詩作でも知られ、日本では英語の教科書などにも掲載されたり、「クリスチナ・ロセチが頭巾かぶせまし秋のはじめの母の横顔」と北原白秋の短歌に登場したりと、それなりの支持があるにもかかわらず、こちらは長らく品切れ状態です。
いつか読みたいと思っていたのでその出合いに超びっくり。英国国教会への厚い信仰心があらわれる宗教詩、思いやりや優しさを感じる抒情詩が魅力的で、ランダムにパラパラめくって楽しんでいます。たまたまゲットできたという思い出も込みで、なんだか本が輝いて見える。ネットで買わなくてよかった。
私はかなりの出不精タイプなのですが、やはり気になるイベントや展示とか、行ってみるものだなとしみじみ感じました。引き寄せのなんちゃらの法則もあるかもしれないし、気になる企画は見逃すべからず。そんな気持ちも込めて、ポッドキャスト「TODO RADIO」をはじめてみました。これは、いま行きたいイベント、展示、観たい映画、読みたい本、聴きたい音楽などなど、POPEYE Webのトップページで掲載中の「TODOリスト」の内容を告知するミニ番組です。情報過多の現代。ついうっかり見逃していろんなことが“品切れ”になる前に、ぜひこれを有効活用していただきつつ、気になる情報をキャッチしていただければ。Spotifyのコメント欄などで耳寄り情報はシェアし合えたら嬉しいです。毎週更新です。以上、自慢と告知でした!
2026年 3月
内田(POPEYE Webライター)
春はツラいよ、今度は呼吸法。
夢の中でぐっすりだったのに、突然ズズズと鼻が詰まって酸素が体の中に入ってこなくなり、息悶えて起き上がること3AM。擤めばかむほど鼻が詰まるものだから、苦しくって寝れないうちに、頭まで冴えてきて結局朝、みたいなことがちょいちょい起きているのですが、同じく最近あの空気中に舞い上がりまくってる黄色い粉に苦しむ方に朗報があります。
先日、久しぶりにバンコクへ行ってきたのですが、家族が住んでいることもあって、市内のエリアや駅名もかなり把握できるくらいには慣れてきていて。となると、やっぱり観光的な過ごし方は減ってくのですが、今回、初の試みとして人生初のヨガ(しかも早朝)に行ってきました。
教えてくれたのは、Rana先生。7時15分からスタートの1時間のレッスンで、一番優しいクラスなので超初心者の自分もギリギリついていけました。基本どのポーズも7秒ずつなので、いくら体が硬くても、頭の中で必死に秒数を数えていればなんとか耐えられます(ヨガの精神性はゼロだけど)。体をさまざまに動かしているうちに、全身に酸素が行き渡り、自然と体温が上がってかなり健康に良さそうな感じになっていきます。中でも効果を感じたのが「Sun and Moon Breathing」。指を使って右鼻(太陽・エネルギー)と左鼻(月・リラックス)から交互に呼吸し、心身のエネルギーバランスを整える伝統的な呼吸法なのですが、なぜか両鼻で息をするよりも深く、リラックスして息を吸えるんですね。しかも、これの効果を最大限に感じたのが、帰国後、最大出力で舞っている花粉で鼻呼吸が困難になっているとき。アレルギー反応全開のタイミングというより、ちょっと収まった息が吸いづらいくらいのときに、ふと思い出してやってみたら、理由は分からないのですが、鼻が通るではないですか〜! 本当になぜ、気持ちの問題? って感じなのですが、ぜひ試しにやってみてください。
右鼻で息を吐く→右鼻で息を吸う→右鼻を押さえて、左鼻で吐く→左鼻で吸う
基本、これを繰り返すだけの簡単な動作です。詰まってるときは少しやりずらいかもしれませんが、落ち着いて繰り返していれば、不思議と鼻は通ってきます。
と、いろいろ語りましたが、ヨガのクラスを人生で一回しか受けたことがないので、あまり真に受けないでくださいね。
写真を完全に撮り忘れたのですが、Instagramにて先生が動画でも紹介しているので、参考にしてみてください。
https://www.instagram.com/ranayogabkk
クラスを終えた後は、ローカルな朝ごはんを。頂いたのは、米の粒がなくなるまでとろとろに煮込んだ中華ベースの粥に揚げせんをのせた「ジョーク」。食べ終わっても、まだ午前9時。朝活、恐るべし。
タイのご飯屋さんでたまに見かける緑のお椀の看板は、「シェル・チュアン・チム」というタイ版ミシュランガイドのマーク。タイ王室血縁のグルメな方が始めたものだそうで、実際に訪れて何回か食べ、「美味しい」と認めたお店にはこの印を付与したんだとか。
2026年 3月
中村(POPEYE Webライター)
「まずはキャプション名人になれ」
編集部にはフリーデスクがひとつあって、出張のお土産や撮影で余ったお菓子などが置かれています。お腹を空かせたスタッフがそれぞれのタイミングで食べて、ちょっとした憩いの場になっている平和なスペースなのですが、ひとつだけ残酷な点があって、それはパッと見でマズそうな物はまったく減らないこと。さらに共有スペースという性質上、捨てる権利を誰も有しておらず、まったく減らないマズそうなお菓子が半永久的に残り続けることが悲劇を際立たせています。
先日、そんなデスクにドリアンのお菓子が一袋ありました。
見た瞬間に残り続ける運命を確信。かといって、自分で食べて減らしたいとも思わないし、破棄するほどの義理もない。そんなとき、アルバイトの佐藤さんから「本当においしいので食べてください」と言われて、食べてみると本当にオイシイという予想外の結果。でも、言われないと絶対に食べないと思うと佐藤さんに伝えて、夕方撮影から帰ってくると、ドリアンのお菓子の横にキャプションが添えられていて、一袋あったドリアンのお菓子がほぼ完売状態に。一言を添えるだけで悲劇を防げたことに感動して、改めて雑誌に必要不可欠なキャプションの重要性を感じる出来事でした。そして、ライターになりたてのとき、大先輩に「いきなり長い文章はうまく書けないから、まずはキャプション名人になれ」と言われたのを思い出しました。
2025年 12月
宮本(POPEYE Webエディトリアルディレクター)
アラスカで巡り合った変な家
沈まない月の反対側から、午前10時を過ぎた頃にようやく太陽が顔を出し、6時間ほど経てば、あっという間に夜へ。両者はそのまま互いの地平線付近に居座り続け、暗くなるにつれて、気温はマイナス20〜18℃に設定されている家庭用冷凍庫と同等か、それさえも下回るほど極寒に。気を抜くと、まつ毛や鼻水まで固まり出す始末。もちろん道路はツルツル、街路灯もほとんどなく、歩くことさえままなりません。「極北」の名に相応しい夜空には、天気が良ければ毎晩のようにオーロラが流れてきます(地元の人はノーザンライツと言っていました)。
とまあ、今年11月18日から3週間ほど旅をしてきて感じた冬のアラスカは、こんな感じ! 前回のブログで前置きしといてなんですが、結果から言うと、「公共の居場所」は必要ありませんでした。というのも、そんなセーフティースポットを探す間もなく、到着して3日目には「旅行者ではなく、出来るだけ街の生活者と同じ目線で滞在を」という自分の願い通りになったから。ラッキーなことに、とあるネイティブの男が住む一軒の古びたガレージハウスに転がり込めたのであります。
そこは、アラスカ最大の都市・アンカレッジの南部に位置するガードウッドという小さな町の外れにあって、毎夜怪しげなネオンライトで彩られる“変な家”です。部屋へと続くガレージにはバックカントリー用のスキー/スノーボードギアが山のように並べられ、リビングに入ると、ヘミングウェイの格言やボブ・マーリーのポスター、見知らぬグラフィティやサイケなドローイングだらけ。床には飲み干したファイヤーボール(ウイスキーをベースにたっぷりのシナモンと砂糖が入った強めのお酒)の容器やパケが散らばり……。人によっては「汚部屋」と思うかもしれません。ですが、僕にとっては、そんなリアリティこそ求めていたものでした。
40ℓのバックパックを背負っていたあてのない自分を「うちに来いよ」と温かく迎えてくれた家主の名前は、ジョン・ストレンジ。これから少しずつ、「ストレンジ・ハウス」で過ごした19日間を何らかの形でまとめていくつもりです。毎晩、この家にどこからともなく集まるガードウッドの住民たちと飲み交わし、喧嘩し、一緒に雪山へ行った日々は、まだ氷塊のように閉じ込められたままです。
2025年 12月
宇都(POPEYE Webライター)
新年から始める、ニューアウトプット法。
「描かれるのは、現在地と目的地、それにランドマークくらいで、あとは極端にデフォルメされたり省略されたり。そういう地図って、現実の正確な表現じゃなくて、その人の頭のなかにだけあるものなんだと思う。いろんな経験をかさねることで更新されながら、必要に応じてアウトプットする。……」
先日、友人宅の本棚を眺めていたときに偶然手にとった2005年12月号の芸術新潮。その中に掲載されていた、当時日本に越してきて4年目になる「POSTALCO」のマイク・エーブルソンさんの「my favorite things」という記事の中の言葉に、分かる〜と僭越ながら共感。というのも、生活は「毎日何を繰り返しているかとその蓄積」でできているんなじゃないかと思っていて。よく、POPEYE Webのデスクでもよく繰り広げられている「人の性格は、生来のものか、環境によるものか」論にも当てはまりますが、今の自分は、それまでのアーカイブだよな〜と。(生来派の人、すみません)
と言いつつ、昨日の晩御飯のメニューだって覚えてないってことは日常茶飯事。一年を振り返ると、「あれ、この時期何してたっけ?」って思うこともしばしばあるわけで。ということで、2026年からは、ポスターで一年丸ごと見えちゃうカレンダーを導入してみることにしました。カレンダーといっても、未来の予定を記入していくのではなく、日記のように、その日何をしたかはもちろん、食べたものや会った人、印象的だった一言、etc……。自由に気になったことを書き込んでいくスタイルにしようと思います。次の年末、これを眺めたら、「やたらスイーツのことばっかり書いてるな」とか「真面目に黒鉛筆で枠に小さくテキストを収めていく派の人だったのね」など、自分の気が付いていなかった一面を知ることができるかも。3日坊主にならないよう、新しいアウトプット方、始めます。
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