カルチャー

PARAKEET CINEMA CLASS Vol.18/『シナリオ』(監督:ジャン=リュック・ゴダール)

「ゴダールは死ぬ前に全ての借りを返したのか?」

2025年9月30日

jingle: Kensuke Ide
cover design: Katsuyoshi Mawatari
text,podcast: Ryoma Uchida
edit: Keisuke Kagiwada

“真の映画批評に触れられるこの世でただ1つ”のポッドキャスト番組
「PARAKEET CINEMA CLASS」。

 映画批評家の廣瀬純さんとライターの鍵和田啓介さんが、公開中の映画をネタバレ上等で語り明かすポッドキャスト「PARAKEET CINEMA CLASS」。今回取り上げるのは、2022年にこの世を去った映画界の巨星ジャン=リュック・ゴダール監督の遺作『シナリオ』です。まずは予告編をチェック!

 2022年9月、居住していたスイスで安楽死(自殺幇助)によって亡くなったジャン゠リュック・ゴダール監督。本作は、その前日に撮影された彼の“本当の遺作”。コラージュ技法による18分の本編『シナリオ』と、 ゴダール自身が制作ビジョンを語るドキュメンタリー映像 『シナリオ:予告篇の構想』の二部で一つの作品として構成される。映画界への最後の贈り物だ。

 ゴダールの映画監督としての生涯における最後の画面である“映画最後のショット”がいかなるものだったかという視点から話をはじめ、「借りを返す」をキーワードにゴダール全体を振り返ります。ポッドキャストの動画版も近日配信予定。こちらのチャンネル登録もお願いします!

※繰り返しますが、ネタバレ上等がコンセプトなので、未見の方はくれぐれもご用心を

 ちなみに、ポッドキャスト内で廣瀬さんが言及されていた「SUPER DOMMUNE 感情、表徴、情念 ゴダールの『イメージの本』について」はこちら!

Host:
廣瀬純/1971年、東京都生まれ。哲学・映画批評。龍谷大学教員。映画関係の著書に『シネマの大義』『シネキャピタル』『監督のクセから読み解く名作映画解剖図鑑』など。
鍵和田啓介/1988年、東京都生まれ。ライター、編集者。著書に『みんなの映画100選』など。