TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム
【#3】ありがとう緑
執筆:飯尾和樹(ずん)
2025年8月27日
「夕方になると薄いのを一つ羽織るだけで、朝はちょっと寒いくらいで、クーラーなんて…あっ、去年2回つけたかな~。その角を右に曲がったら、ちょっとしたロンTや長袖が売っている店がありますよ」…さぁ〜!『ずん飯尾和樹の夏に言ってみたい憧れの会話』で始まりました。
みなさん、夏と上手く付き合いながら、夏を楽しんでいますか?
こちらはといえば、暑い毎日と外ロケの時はできるだけ木々がくれる日陰の下を歩いていますよ。
全国へロケに行っていると、やっぱり緑の多い地域や水辺は、アスファルト多めの街より涼しい感じがします。
木々が作ってくれている天然の木々製の日傘には、本当に助かっています。
しかし、ずーっと木陰エリアが続くわけはないので、照りつける日向道から木々製の日傘、そしてまた日向道、そして次の木々製の日傘を探しを繰り返す、飛べない眼鏡ムササビとなっています。
ちなみに『飛べないムササビ』映画化の予定なし!
そんな映画化の予定はない飛べない眼鏡ムササビは、日陰のない交差点での信号待ちでは、信号機の柱がくれる細〜い一本の陰に立つ時もあるんですが、それだけでも体感温度が全く違いますね。(一応書いときます…個人差あり)
陽の関係で、その細〜い陰さえもない時には水分補給をしながら、『自分は今、太陽大好き向日葵なんだ!』と思い込み、信号が青になるまで立派な黄色い花を咲かせましょう。
自分が個人的に思う、太陽大好きイメージ植物部門第1位が向日葵です。(おめでとうございます! 副賞としまして、銀河系からこの先も太陽の陽を贈呈します。声のイメージは水卜さんでお願いします)
『向日葵なんて良いものじゃないよ〜、性格も人見知りだし~』と向日葵に照れが出てしまう人は、水辺で日向ぼっこをしているアフリカの野生のズブ濡れカバになって、信号が青になるまで大きなあくびを楽しみましょう。
一昨日、静岡県のロケ中にカバを実践しましたら、カメラマンの森田君に「昨日は遅かったんですか?」と無駄に気を遣わせただけなので、周りの状況を見てからカバになることをお勧めします。
「カバって!」と心で呟いた方、そして「植物や動物はイメージつかないよ〜」という方々は、ならば人でいきましょう!
東京は日本橋の老舗洋食の名店『たいめいけん』の海が大好き茂出木シェフになりきって、信号が青になるまで心でフライパンを振り、絶品オムライスを作りましょう…好き勝手に書いている文章をここまで読んで付き合ってくれているなんて、前世があるとするならば、読み続けてくれている方は、私飯尾家初孫の祖父母だったんじゃないかな?
あの世の祖父母に代わり、ありがとうございます!
とにかく信号を渡りましたら、無理なく日陰を探しましょう!
あ〜、アイスコーヒー片手に静岡県の三島にある源兵衛川に足だけ浸かりたい。
夏でも夕方になると薄いのを一枚羽織るくらいの気温の町に住んでみたい。
どうにかなりませんかね〜、昨今の夏の太陽さん!
でも夏の太陽さんは、決して厳しい暑さだけじゃないんですよ。
なんと自分の憧れを叶えてくれるのです。
それは夕暮れの西日が、自分の陰だけ『憧れの8等身』のスーパーモデル体型にしてくれるんです。
下手したら9等身! そりゃ〜足が長いですよ〜。
顔だって小ちゃい小ちゃい…陰だけは。
夏の夕暮れ、やけに立ち止まっている飯尾を見かけましたら、『あ〜憧れが叶っているんだ〜』、もしくは『またロケバスに何かを忘れ物したんだなぁ〜』と思ってください。
みなさん!良い夏を!
プロフィール
飯尾和樹
いいお・かずき|お笑いコンビ「ずん」のボケ担当。1968年、東京都生まれ。『さんまのお笑い向上委員会』『飯尾和のずん喫茶』他、数々の番組にレギュラー出演中。
近著に『キャイ〜ン ずん 作文集』がある。
ピックアップ

PROMOTION
みんなで旅をするならAirbnbがいいよね。
Airbnb
2025年8月13日

PROMOTION
instax mini Evo™と一緒に、いつもとはちょっと違う旅。
FUJIFILM
2025年8月15日

PROMOTION
〈adidas Originals〉とミュージシャンの肖像。#3
Chilli Beans.
2025年8月2日

PROMOTION
革新的デバイス〈glo™ Hilo(グロー・ヒーロ)〉で、こだわりぬいた一服から大人の一歩を踏み出そう。
2025年8月6日

PROMOTION
この夏は〈Mountain Hardwear〉の新作Tシャツで、山を目指そう。
〈Mountain Hardwear〉
2025年8月1日