バンド

代官山で開催される「DEFOAMAT」にやってくるアジアのバンドたちを一気に見てしまおう。

EVENT

2024年10月9日

代官山に、アジアの音楽が鳴り響く。

「なんで代官山でイベントをやらないんだろう」。きっかけは蔦屋書店を展開するC C C カルチュア・コンビニエンス・クラブのアートラボに務める⽊村直⼤さんの素朴な疑問だった。数年先輩と企画を暖め、来たる10 ⽉ 19、20 ⽇にカルチャーイベント「DEFOAMAT」の開催が決定! アジアから今注⽬のバンドが来⽇し、点在する会場でライブを繰り広げ、インドネシアのアート・コレクティヴruangrupaや日本のSIDE COREも作品を披露。2000年代の伝説的な⾳楽フェス「KAIKOO」を⼿掛けた坂井⽥裕紀さんと、「橋の下世界⾳楽祭」をオーガナイズするmicroActionの根⽊⿓⼀さんの協⼒を得て、ビッグイベントが実現したのだ。⽊村さんは「今、いい意味でアジアのイメージっぽくないバンドが登場してるんです」と話す。「Soft Pine や YONLAPA を聴いてタイを連想できないし、沖縄のHOMEもUK? という感じ。⼀⽅LEENALCHIや⺠謡クルセイダーズ、滞空時間のように伝統⾳楽を要素として扱うバンドも。⽂化が⾏き交うアジアの、多様な⾳楽とエネルギーを感じてほしいです」

10月19日(土)TIME TABLE

BANDS from ASIA!!

1. Soft Pine(BANGKOK)

 バンコクのインディーズシーンで活躍する4人組オルタナティヴロックバンド。2018年結成。最新作のアルバム『Another Half』は、サイケデリックさもありつつジャズの影響も感じさせる1枚で、今年7月に日本盤もリリース。MVもDIY感が満載。

2. HOME(OKINAWA)

 今年フジロックとサマーソニックにも出演した、sei.(Vo)、o-png(PC)、shun(Gt)による沖縄を拠点とするスリーピースバンド。見た目と裏腹に、美メロとエモい歌詞が鳴るシンセポップを奏でる。アートワークはトラックメイカーでもあるo-pngが手掛ける。

3. ASOUND(TOKYO)

4. 滞空時間(TOKYO)

 影絵師であり音楽家の川村が主宰する楽団。「架空の島の民謡」をコンセプトに、インドネシアの伝統音楽ガムランを現代的な文脈に再解釈。エキゾチックなサウンドと影絵を融合したパフォーマンスを見せる。

5. LEENALCHI(SEOUL)

 韓国の口承伝統芸能“パンソリ”の詩節を80年代ニューウェーブにのせて歌うオルタナティブポップバンド。ソロ、合唱、ラップ、ダンスを通じ、3人の歌い手、2人のベーシスト、ドラマーの6人で表現する。

6. YONLAPA(CHIANG MAI)

 シンガーソングライターのNoi Naa(Vo)の元にメンバーが加わりバンドになり、「Let Me Go」がYouTubeで200万回再生される。1stフルアルバム「LINGERING GLOAMING」リリース記念アジアツアーも敢行。

7. 民謡クルセイダーズ (JAPAN)

 ギタリストの田中克海と民謡歌手のフレディ塚本を中心に、民謡とラテンリズムを融合するビッグバンド。クンビア、ビギン、ブーガルー、カリプソ、アフロビートなど世界のダンスミュージックで再構築する。

インフォメーション

DEFOAMAT

「アジアの文化的連帯の中で、新しい社会のありかたを模索する」を掲げるカルチャーイベント。T-SITE、UNITなど代官山の複数会場で開催。

日時:10月19日(土)、20日(日)※ライブは19日のみ
チケット:¥7,500

Official Website
www.defoamat.com

チケット販売ページ
https://eplus.jp/