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パリ2024オリンピック『オメガ ハウス』潜入レポート!

オリンピックと〈オメガ〉の、100年のストーリー。

2024年8月10日

 今年のパリオリンピックもいよいよ大詰めだ。4年に一度の機会だし、と毎晩テレビの画面越しに日本を応援して寝不足の日々すら、終わってしまうのが寂しくなってきた頃。眠気と戦いながら深夜に競泳の中継を見ていたら、リアルタイムで画面上に反映される選手ごとの速度表示を見て驚いた。これってどういう仕組みなんだろう。

 コンマ1秒の差で勝者が決まる、「タイム」がすべてのスポーツの世界。その裏側には、選手の記録を計時技術で支える縁の下の力持ちがいる。五輪オフィシャルタイムキーパーを務める〈オメガ〉だ。全競技・試合でタイムキープを担当する彼らのパリの拠点は、オリンピックの会期中にオープンする『オメガ ハウス』。過去大会でも開催都市に設けられ、現地を訪れた選手やセレブリティたちの交流の場となってきたクラブハウスだ。今回はそんな招待制の謎に包まれた空間に潜入するべく、日本からパリへ向かったPOPEYEが現場の様子をお届け!

 会場はパリ中心部、オルセー美術館近くの「メゾン・デ・ポリテクニシャン オテル・ドゥ・プルプリー」。1703年に建てられ、数々の政治団体や芸術団体を主催してきた歴史・文化のある邸宅。現在もラウンジとして使われている。

 早速門をくぐると、まず出迎えるのがエントランスガーデンだ。ここでは記念写真ブースや試合中継の視聴スペースの他、巨大なポストを発見。世界各国からのビジター達が、自国の家族や友人に向けたメッセージカードをポストインできるのだ。ということで、東京のPOPEYE編集部にもカードを書いて入れてみた。いつ届くかな〜。

 さあいよいよ建物の中へ。エントランスには今大会で活躍した、〈オメガ〉アンバサダーのメダリスト達の写真がずらり。真っ先に目に飛び込んできたのは、我らが日本代表、柔道の阿部一二三選手! アンバサダー金メダル第一号として、輝くメダルを見せに来てくれたのだそう。ヒーロー!

 最初の部屋は「計時」がテーマ。陸上のトラックをデザインしたフロアに、実際に大会で使われている計測機器が並ぶ。

 面白いのが、こちらの電子スターティングピストルとスターティングブロック。従来のピストルは音の性質上、スターターから遠くにいるレーンの選手は音が遅れて聞こえるという欠点があった。そこで〈オメガ〉は、各走者のスターティングブロックにスピーカーを設置し、それと連動する電子ピストルを導入。引き金を引くと音が「再生」され、スタート信号で計時装置が作動する。このシステムによって初めて、すべてのアスリートが平等なスタートを切れるようになったのだ。

 次の部屋は「宇宙の惑星」がテーマ。さながら宇宙船のような内装に、「スピードマスター」(通称“ムーンウォッチ”)シリーズのディスプレーがよく映える。

 アンバサダーのポートレートが並ぶ一角。『オメガ ハウス』を訪れたアスリートやセレブリティなど錚々たる面々のサインも。シンディ・クロフォード、ニコール・キッドマン、カイア・ガーバー……。書きたてほやほやのサインを見ていると、世界中の人々の注目と関心を集める最もホットな場所に自分が今いることを改めて実感する。そして滞在中にはなんと、競泳のイギリス代表・ジェームズ・ガイ選手がリレーの金メダルを見せに来てくれました! ほ、本物……。

 緑の中で美味しいワインと料理を楽しみながら、大画面で観戦できるガーデンテラスへ。ここでは世界中の人が集まって敵味方なく応援しているから、会場での観戦とはまた違う楽しさがある。このときちょうど、卓球の早田ひな選手が銅メダルを取る瞬間を目撃! 周りに日本の方はいなかったのに、巻き起こる大きな歓声と拍手に思わずウルっときた。嬉しいな〜。これだからスポーツは最高。

 一周して最後は再びエントランスフロアへ。壁二面に掲げられた巨大な年表パネルから、オリンピックと〈オメガ〉の100年近くにわたる深い関係性がうかがえる。1932年のロサンゼルスから今回のパリ、さらに2028年のロサンゼルス大会まで見据えた、オリンピックの壮大なアナザーストーリー。毎大会最新のシステムを導入し革新を続けている〈オメガ〉の軌跡をじっくりと辿れる。

 正確な計測技術がなければ記録の更新も難しい。日々技術革新に挑戦し続ける人々がいるからこそ、アスリートも記録に挑戦し、高みを目指していける。五輪の他にも、現在中国で開催中の陸上競技戦「ダイヤモンドリーグ」や、9月にバルセロナで開催される国際ヨットレース「アメリカスカップ」のタイムキーパーも務める〈オメガ〉。次の五輪までにも技術革新の瞬間を目にする機会は多いはず。彼らの取り組みや「計時」に注目してみると、2年後のミラノ・コルティナ大会や4年後のロサンゼルス大会までに、スポーツ観戦がもっと好きになりそうだ。

インフォメーション

OMEGA

1848年創設のスイスの腕時計メーカー。「オメガ」と名付けられた画期的な19ライン キャリバーがのちに社名に。現在、業界最も革新的な“マスター クロノメーター認定“を得たモデルを多く発表。これまで成功した6回すべての月面着陸などNASAの多数のミッションに同行している。またオリンピックでは、オフィシャルタイムキーパーとして重要な役割を果たす。

Official Website
https://www.omegawatches.jp/