カルチャー
瞑想で心を安らかに保ちたい。だけど、一体どこでどうやったらいいものやら。
今日から僕は、ヘルシーボーイ。
2024年6月25日
坐禅を組み、静寂の中で瞑想をしてみたいと思う。海外でもメディテーションはポピュラーだと聞くが、困ったことに一体どこでどうやったらいいのか皆目見当がつかない。検索すればお寺での坐禅体験がヒットするものの、なんかちょっと違う感……。そこで友人から聞いて知ったのが、京都の瞑想室『Ochill』。町家を改装した洒落たスペースで、お寺のような堅苦しさもなければ、観光っぽさもないし、妙なラグジュアリー感もない。これが僕らの瞑想スペースだ! 主宰するのは31歳のキルタワタルさんだ。

玄関には京都在住の皮革作家、石黒幹朗さんの鹿革でできたランプが吊るされ、1階の瞑想室の壁は和紙職人のハタノワタルさんが手掛けるなど、内装や調度品も見どころ。左の写真は2階の一角の様子で、照明は福岡の『LIGHT YEARS』がつくる「MORE LIGHT」。
「坐禅って頭を空っぽにしなきゃいけないという先入観があるかもしれないですが、何を考えていてもいいんです。なにか仕事のアイデアが思いついたら途中でメモを取ってもいい。周りの自然音に耳を澄ませたり、瞑想室の設えに目を向けたり、自由でいい。瞑想をするきっかけになれたら嬉しいですね。ここでは瞑想に茶の湯のエッセンスも加えているのも特徴なんです。そもそもお茶は禅の思想とともに日本に入ってきた様式で、お茶に含まれるカフェインを摂ることで意識を覚醒させるのが目的。その考え方をベースに、ここでは茶会のようにお茶を飲んだり、水タバコの技術を応用して茶葉を吸ったりしながら、薄暗い瞑想室で自身と向き合えるんですよ」

お茶を吸うときに使う道具。一般的な水タバコはニコチンが入っているが、こちらは純粋に茶葉のみ。何回か吸っているとグーッと意識がはっきりしてくるのを実感する。

お茶菓子はお店のそばにある老舗の和菓子店『塩芳軒』から仕入れる。茶道関係者からの評判も高い名店。

京都らしい2階建ての町家に入ったら、まずは2階に上がってスマホをはじめとするデジタルデバイスを置く。1階の瞑想室に下りたら、体験の冒頭は本格的にお茶をたててもらうところからスタート。茶会未経験者でも大丈夫。写真に写るのは茶香師の磯川大地さんで、体験を優しくファシリテーションしてくれる。
インフォメーション

Ochill Kyoto 落散 京都
現在、予約を受け付けている体験は3つ。シグネチャーであり、入門編である「茶香」という体験は2時間ほどで1組1万5000円。坐禅経験者が参加できる坐禅のみの体験は3000円+喜捨で、禅僧の品部東晟さんが担当。その他、不定期で体験を実施。
◯京都府京都市上京区一条通黒門西入下石橋南半町54-1 ☎なし※営業日の確認、予約はウェブサイトより
Official Website
https://ochill.jp/
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