トリップ
ジャケットを着て、オーベルジュへ。/群馬『ヴェンティノーヴェ』
1kgの骨付き肉を食べるオーベルジュには、イタリアのシティボーイ風情で。
2023年11月25日
![](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/2109f721c46c3198d9255e744fcc8362-750x750.png)
小旅行とパッキング。
photo: Kazuharu Igarashi (Auberge), Hirokazu Kobayashi (Jacket)
styling: Kazuro Sanbon
text: Minori Kitamura
2023年12月 920号初出
大人な旅行を志す君には、オーベルジュをぜひとも薦めたい。泊まれるレストラン、と考えればわかりやすいだろうか?たまにするオシャレを旅先で。ジャケットを羽織っていこう。
![骨付き肉](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2023/11/DMA-_PS_3313-1600x1066.jpg)
イタリアでもオーベルジュがポピュラーだと教えてくれたのは、群馬県川場村の竹内悠介さん・舞さん。西荻窪の名店『トラットリア 29』をビル立ち退きとパンデミックを機に一度畳み、悠介さんの地元で惣菜の瓶詰の通販をしながら食材や物件を探し環境を整え、去年再始動した。かつて修業していたのはイタリアの精肉店『マチェレリア・チェッキーニ』(今ではNetflixの『Chef’s table』に出るほどの有名店!)で、肉の扱いはお手のもの。キッチンにガスを引かず、すべて薪火で調理しているのだ。炎に炙られスモーキーに仕上がったのは赤城牛の骨付き肉。なんと2人で1㎏弱! すさまじいボリュームだけど、ジューシーな赤身でペロリといけるから不思議だ。
![窓からの景色](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2023/11/DMA-_PS_3393_2.png)
![野菜など](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2023/11/DMA-_PS_3248_2.png)
![店内](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2023/11/DMA-_PS_3414_2.png)
![パスタ](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2023/11/DMA-_PS_3293_2.png)
![外観](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2023/11/DMA-_PS_3405_2.png)
肉に夢中で服のことなんて忘れそうだけど、豪徳寺でドレスとカジュアルを自由にミックスして提案する『ネイビーブレザー ストア』で見つけたカスタムジャケットなんてぴったりだ。裏地がネオンイエローで、硬派なディテールである袖口の本切羽もたちまちストリート。きっとイタリアのシティボーイってこんな感じだ。
![ジャケット](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2023/11/DMA-0419220.png)
イタリア製のシャツとタイに、カラークリップを安全ピンで代用したり、胸ポケットにペンを入れたり。トラッドとテーラリングに見識のある『ネイビーブレザーSTORE』店主・ブレザー小林さんの“わかってる人”の抜き方を参考に。
ヘリンボーンツイードの3ボタンジャケット¥88,000、〈ポロ ラルフ ローレン〉のリブソックス¥1,650、ネオンカラーマジック各¥600(すべてネイビーブレザーSTORE @navyblazer_store)、ロングポイントレギュラーカラーシャツ¥39,960(サルヴァトーレ ピッコロ×シップス/シップス 銀座店)、クルーネックピルドセーター¥25,300、ビーニー¥5,500(ともにシュプリーム☎03·5456·0085)、セッテピエゲのレジメンタルタイ¥36,300(アット ヴァンヌッチ)、ウールフランネルのサイドアジャスター2プリーツトラウザーズ¥53,900(フミヤ ヒラノ ザ トラウザーズ)、スエード素材の3アイレットシューズ¥159,500(レユッカス/すべてビームスF☎03·3470·3946)
インフォメーション
ヴェンティーノーヴェ
◯群馬県利根郡川場村谷地2593-1 土田酒造敷地 ☎なし レストラン(15:00~21:00 LO19:00 水・木休) ¥35,000~(大人2人1泊利用時、1人あたり)
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