カルチャー
10月はこんな映画を観ようかな。
「もう10月!?」って衝撃を忘れるために観たい3作。
2023年10月1日
text: Keisuke Kagiwada
『春画先生』塩田明彦(監)

春画とは、江戸時代に最盛期を迎えた性風俗画のこと。本作は、その研究者である芳賀とひょんなことから彼の弟子になる若い女性を中心に、芳賀の亡き妻や彼女と瓜二つの姉なども巻き込んで繰り広げられる、「常軌を逸した」なんて言葉じゃ足りないくらいぶっ飛んだ恋愛エロコメディ。しかし、そんなぶっ飛んだ物語を、黄金時代の日本映画、例えば成瀬巳喜男を彷彿とさせる奥ゆかしい演出で魅せていくあたりは、さすが。全映画ファン必読の名著『映画術 その演出はなぜ心をつかむのか』の著者でもある塩田監督の真骨頂を、とくとご覧あれ。10月13日より公開。
『オペレーション・フォーチュン』ガイ・リッチー(監)

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ジェイソン・ステイサム演じる英国諜報局MI6御用達の敏腕スパイが、仲間とのワクワクするチームプレーでもって、闇で取引される”とんでもなくやばいブツ”の回収を目指す痛快アクション。なんだけど、『ミッション:インポッシブル』シリーズより『オーシャンズ11』シリーズっぽいのは、ステイサムを囲む俳優陣がめちゃくちゃ豪華だからか。実際、ステイサムらの協力者であるおバカな俳優はジョシュ・ハートネット、豪快すぎる武器商人はヒュー・グランド、そしてステイサムの右腕となる天才ハッカーは『ホワイト・ロータス』シーズン2以降、ファン急上昇中のオーブリー・プラザが演じている。彼ら彼女らの尊顔を拝むだけでも、劇場に足を運ぶ価値はある!10月13日より公開。
『ペイン・ハスラーズ』デヴィッド・イェーツ(監)

主人公は病気の娘を抱えながら、職を失ってしまい生活苦にあえぐシングルマザー、ライザ。たまたま医薬品営業担当者のピートと出会った彼女は、製薬スタートアップ企業に就職できたものの、一難去ってまた一難。不正に利益を得る会社の陰謀に巻き込まれ、どんどん窮地に追いやられていく。興味深いのは、デヴィッド・イェーツが監督しているってこと。彼といえば、『ハリー・ポッター』シリーズや『ファンタスティック・ビースト』シリーズの印象が強いが(実際、映画はほぼそれしか撮ってない)、こういうタイプの作品もやれるんだな。10月27日よりNetflixで独占配信。
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