トリップ
【#4】サンフランシスコの街の看板
2022年6月7日
text: Shinya Nakahara
photo & edit: Yuji Wat
フォトグラファーのユウジさんと一緒に、サンフランシスコにある僕の好きなサインを撮影して回ったタウントークも、今回が最終回です。




Valencia ストリートにある「Black Heart Tattoo」のサイン。デザイン、ペイント共に Ken Davis 。入口のガラスには金箔を使ったギルディングサインが、全面にイラストが描かれた壁の上部には大きなサインボードが、通りを歩く人々の目を惹きます。鉛筆でのスケッチから、デザイン、筆を使ったペイントまで、全ての作業を手作業で行っている彼らしい素敵なサインで、タトゥーショップにピッタリです。さらに左側には言葉に合わせた様々なレタリングと指のキャラクターのイラストが楽しませてくれます。



これは先日 Barkley に行った際に偶然見つけたゴーストサインです。古いサインの上に新しいサインを描いて…という工程を繰り返し、おそらく3層になっているかと思います。よーく見るとサインの下にまたサインがありますね。長い年月を経て薄くなり、下の層のサインが出てきています。今の状態で見えるのは今だけという、面白いゴーストサインだと思います。長い年月を経て生まれるという点ではウイスキーなんかにも似ているかもしれません。



最後にご紹介するのは、Columbus Ave にあるイタリアンレストラン「Stinking Rose」のサインです。デザイン、ペイント共に New Bohemia Signs 。こちらのレストランは、すべての料理にニンニクが含まれているそうで、よく見るとデザインの中にニンニクを見つけることが出来ます。以前からサンフランシスコで好きなサインは?と聞かれると、必ずこのサインを最初に答えていました。先日、店舗移転により(写真1枚目)の大きなサインは消されてしまいましたが、道の向かいに移転したことで、僕自身が新店舗のウインドウにペイントする機会を貰えました(写真3枚目)。このレジェンダリーなロゴを New Bohemia Signs のボスの Damon と二人で1つづつペイントすることが出来たのは、とても良い思い出です!
以上をもちまして、4週に渡りお届けしました「サンフランシスコの街の看板について」のタウントークを終わりたいと思います。
ベイエリアには、サインペインターが描いたサインがまだまだ沢山ありますし、店の店主が描いたと思われる、良い感じでゆる~いサインなど、面白いサインも豊富にあります、また何処かでご紹介できることを楽しみにしていますね。
それでは皆さん、良い1日をお過ごしください~
プロフィール
中原真也
Instagram
www.instagram.com/moderntwistsigns/
Official Website
www.moderntwistsigns.com/
Podcast「Different from Me」
https://open.spotify.com/show/386TUBMfimFaeAnwfzZTPT
Yuji Wat(ユウジさん)
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