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江の島国際芸術祭に行ってきた。
2022年4月26日
photo: Naoto Date
text: Nozomi Hasegawa
今年の4月から湘南・藤沢を舞台にしたアートフェスティバル「江の島国際芸術祭」が始まった。作品の中心となるのは「空」。突き抜けるような青空、相模湾と富士山の先に沈む夕日など、世界に誇れる江の島の美しい自然を再認識するためのアート作品があちこちに登場するらしい。そもそも好きな江の島でアートフェスティバルが開催されるということで、早速行ってみた。
「岩本楼ローマ風呂」は外せない。

まず訪れたのは、今回の芸術祭の舞台のひとつ『岩本楼』。夕日をイメージした暖簾が目印だ。鎌倉時代より850年(!)続いていて、将軍や大名の宿坊として栄えてきた歴史をもつ老舗旅館。宿泊するならば、2001年に有形文化財にも登録された古代ローマの大浴場を彷彿とさせる「岩本楼ローマ風呂」は絶対に入っておきたい。



50代目当主の岩本文彦さんによると、1930年に作られたもので「旅館にモダンな風呂があるなんて!」と、当時はかなり話題になったという。孔雀と牡丹が描かれたステンドグラスや聖堂を思わせるつくりの天井は、和製ステンドグラスの祖・宇野澤辰雄に師事した別府七郎が率いる「別府スティンド硝子製作所」の制作。30cm四方で15万円もするみたいだから、扉1枚作るのにいくらかかったんだろう……と、無駄な詮索をしてしまった。

泊まるならば、弁財天を祀る場所だった洞窟を生かして作った「弁天洞窟風呂」という迫力あるお風呂もぜひ見て欲しい。浴室の奥へと進んでいくと、連なる鳥居が現れ、その先に弁財天の模作が鎮座していてドキッとさせられる。

もちろん客室だって最高だ。窓を開ければ正面に夕日が沈む絶景が広がっている。「江の島国際芸術祭」の期間中は、蓮沼執太さんが「江の島の夕日」をイメージした音楽『Irie』を制作し、公式サイトから聴くことができる。さらに、5月9日(月)からは、岩本楼の宿泊者限定で「江の島の夜」をイメージした新たな音源が聴けるらしい。これはもう泊まるしかない。
1470年の歴史を持つ、江島神社でお参りを。



『岩本楼』を後にして向かったのは、「江の島国際芸術祭」のもうひとつの舞台、日本三大弁財天の『江島神社』。三姉妹の女神様が御祭神で、今年で創建1470年。奥津宮と中津宮、辺津宮の3つの社殿からなり、辺津宮境内にある八角のお堂「奉安殿」では、源頼朝が鎌倉幕府を開く際に寄進した「八臂弁財天」と、琵琶を抱えた「妙音弁財天」の御尊像が祀られている。頂上まで連れて行ってくれるエスカレーター「江の島エスカー」を頼りに、社殿のなかで一番奥にある奥津宮も参拝した。ここには、どこから見ても睨んでいるように見える「八方睨みの亀」が拝殿の天井にいるので見逃さないように。


島をグルッと歩き回るとかなりの距離になるけれど、「江の島国際芸術祭」のために島内に掲げられたフラッグが目印になっていて、自然と良いルートに導かれるようになっているのも助かった。帰り際、路地の隙間から見えた空が綺麗だったなぁ。これから作品が増えていくようだし、空はいつも違う表情を見せるから期間中に何度かは行きたい。

インフォメーション
江の島国際芸術祭
問い合わせ:0466•25•3525(江ノ島電鉄内 同協議会事務局)
『Irie』 by 蓮沼執太
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