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オールドBMXにライダースジャケットはいかが?

James Grose

2022年2月17日

photo: Reiko Toyama
styling: Satoshi Kamei
grooming: HORI
edit: Koji Toyoda

カウレザーのダブルライダースジャケット「MANILA」¥154,000(ジェームス・グロース/グリニッジ ショールーム☎︎03・5774・1662) ユーズドのデニムパンツ¥9,790(バド ビンテージ クロージング☎︎03・3401・7246) その他は私物
〈ジェームス・グロース〉のシンボル「マニラ」。ロングな着丈で、タイトなフィッティングは、“ロンジャン”と呼ばれるUKライダースの伝統に則ったクラシック。クローム鞣し仕上げのカウレザー製だ。分厚い革は馴染むまで少々時間を要するけれど、それでこそ、革ジャンってもの。

レザーのジャケットはだいぶご無沙汰だったせいか、最近とても気になっているアイテムのひとつだ。ただ、いつも頭を悩ませるのが、コイツをどうやって着たらかっこよくなるのか問題。なかでもライダースジャケットの難易度は高いよね。
考えた末にひらめいたのが、ロンドンの不良少年みたいにポロシャツやシャツのように襟のついた服の上にバサッと羽織ってしまうという作戦。たとえジーパンにスケシューでもけっこう品良く着こなせると思うんだ。たまにはグリースで髪を固め、ちょっとだけかっこつけて、街へ繰り出す日があってもいいじゃない? さて、ライダースらしいダブルのタイプにするか? 初心者にも取り入れやすいシングルにするか? を考えないといけないけれど。

カウレザーのシングルライダースジャケット「RACING」¥154,000(ジェームス・グロース/グリニッジ ショールーム☎︎03・5774・1662) ユーズドのデニムパンツ¥9,790(バド ビンテージ クロージング☎︎03・3401・7246)  その他は私物

James Groseというイギリスのレザージャケットがある。

ちなみにこのライダースジャケットは、〈ジェームス・グロース〉というブランドの一着。1876年に英国で産声を上げた超老舗で、もともとはバイクそのものを作っていた本格派のブランド。バイクを愛する人たちのライフスタイル全般をカバーするため、’50〜60年代頃になるとライダースジャケットも手掛けるようになったのだが、これが完璧な出来栄えで気に入っている。’50〜’60年代のロンドンで24時間営業のカフェにたむろし、いつもレースに夢中だったカフェレーサーたちにもユニフォームのごとく愛されていたそうだ。

〈ジェームス・グロース〉は1971年にいったん幕を下ろしたものの、21世紀に入ってからライダースジャケットマニアに発掘され、2013年に華麗に復活を遂げた。かつてのようにイーストロンドンにある家族経営のレザージャケット専門業者によって、ひとつひとつ手作業で作られるそうだ。だからと言ってはなんだが、かなり特別な感じがする。体にぴったりと張り付いて、自然と背筋が伸びるような一張羅。バーガンディカラーの裏地とクラシックなデザインのタグも洒落ている。相棒のオールドBMXにまたがって、今日も風を切って街を走ろうじゃないか。あらためてライダースの暖かさを思い知り、もう手放せなくなるはずだ。

もちろんダブルだけじゃなくて、シングルもご用意。’50〜’60年代のイギリスのカフェレーサー全盛期に作られていたアーカイブのものから復刻したもの。ダブルほど仰々しくないソリッドな佇まいは、ライダースジャケットの入門編にぴったり。こちらもカウレザー製だ。

インフォメーション

James Grose

グリニッジ ショールーム☎︎03•5774•1662
オンラインストアはこちら

自分がライダースを着こなせるかどうか、実際に着て試してみたい!と思ったら「THE・試着会Part.2」に出かけてみよう。東京と大阪の2会場で開催されるよ。

【大阪】
2月25日(金)~27日(日)12:00~18:30
大阪市中央区西心斎橋1-5-17 グリニッジ大阪ショールーム

【東京】
3月4日(金)~6日(日)、11日(金)~12日(土)12:00~18:30
港区南青山5-11-9 内田ビル1階 グリニッジショールーム

【予約方法】
氏名、希望日時、来場時間、来場人数を〈JAMES GROSE〉のインスタグラム(@jamesgrose1876)にDMか、こちらのメールアドレス(info@greenwich-showroom.com)にご連絡を。予約なしでも入場可能だけど、予約した方が待ち時間がなくていい。