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CITIZEN RECORD LABEL
腕時計の歴史を調べたら、〈シチズン〉の「レコード」が気になった。
2021年3月31日
photo: Toru Oshima
illustration: Adrian Hogan
text: Satoshi Taguchi
今、何時かを知るためだけなら、スマホをチェックすれば済む話。なのに身につけてみたくなる腕時計だってあるんだよ。デザインが洒落ていたり、機能が抜群に優れていたり。あるいは、なんだかすごそうな歴史を宿していたり。要するにポイントは、どんな個性と物語を宿しているかということ。その点、この春登場した〈シチズン〉の「レコードレーベル」はユニークだと思うね。

最新のエコ・ドライブを幻のプロトタイプに。
Eco-Drive PROTO
太陽光で発電してムーブメントを動かす。つまり、電池は不要。今でこそソーラー発電はいろんなところで活躍しているが、腕時計に初めて導入したのは〈シチズン〉なのダ。商品化第一号の「クリストロン ソーラーセル」は1976年に発売。やがて国立科学博物館に収蔵されることになるあたり、いかにスゴい時計なのかがわかる。で、こちらの「エコドライブ プロト」はさらに2年ほど遡ったプロトタイプ。発電技術の進歩によって機能面の課題をクリアし、めでたく商品化されることになった(オメデトー!)。そもそも、ソーラー発電を時計に導入しようとしたきっかけは、「オイルショック」という社会的な危機だったとか。その点、今は環境問題がますます深刻。ソーラー発電の時計は、ますますクールなんじゃないか。

’80年代に世界中で大ヒットした多機能のエース。
ANA-DIGI TEMP
腕時計は進化する。電気で動くクオーツやソーラー発電を経て、’80年代に技術や機能はますます多様化。まるで時計のカンブリア紀のような状態で、なかでも際立っていたのが、スクエアの「アナデジテンプ」。文字通り「アナログ表示」と「デジタル表示」に「テンプレチャー(温度)」をひとつのウオッチに盛り込んだ、スーパー多機能なウオッチである。ちなみに、デイ/デイト(曜日/日付のこと)やクロノグラフやアラームも付いている。なんていうか、てんこ盛り。弁当でいえば幕の内。いずれにしても、このメカニックなデザインは今からしたってユニークだし、国内外でずーっと継続的に人気があるのも納得です。ちなみに、ラウンド型はケースがビッグだったこともあったのか、発売当時は海外のみで展開されたモデルだとか。こっちもいいね。

クリスタルガラスはここから始まった!
CITIZEN C7
風防、つまりダイヤルを覆う透明のカバーのことだが、このパーツにだってもちろん歴史はあって、〈シチズン〉がひとつの大きな仕事をしている。実際に商品化されたモデルでいうと、’65年発売の「クリスタルセブン」。その名のとおり、クリスタルガラスを国産で初めて使用したものだ。それまでの主流であったプラスチック製のものと比べて、透明度が高く、視認性や堅牢性に優れ、その上さらに高級感もある。カメラレンズのメーカーとの共同開発によって生まれたこの素材は、のちに世界中で使用されることになる。今回登場した「CITIZEN C7」はこの歴史的なモデルに着想を得た新商品。ムーブメントは自動巻き(より正確で薄くなっているが)で、3時位置にデイト、12時位置にデイを表示するというユニークな設計もちゃんと継承している。累計100万本のセールスを記録した名作は、やはり今でも素敵。

ケースもいろいろ使える、ね。
WATCH CASE
とまあ、こんな具合に〈シチズン〉の「レコードレーベル」の時計をいくつか見てきたけど、ほかにもいろいろユニークなものがあるから(全部で32アイテム)、気になったらチェックしてみてほしい。そして、ウオッチケースについてもついでにぜひ。「レコードレーベル」にだけ付属するわけだが、使い方がいろいろできて、持ち運びにもディスプレーにも対応するようになっている。決してゴージャスだったりはしないけれど、ちょっとしたアイデアや工夫が生かされて、便利でマルチファンクショナブルに。こういうところも、なんか〈シチズン〉らしいなと思ったりするのです。
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