カルチャー
ポパイ作? UCLAのサウンドスケープレコード。
1978年に発売されたUCLAのレコード。どうやら製作に関わったのは我らがポパイ編集部らしい……。
2021年3月19日

いつの時代でも、その名を聞けば誰もが憧れるUCLA(University of California, Los Angeles)。だって“カリフォルニア大学ロサンゼルス校“ってズル過ぎない!? かくいうポパイも大好きで創刊号では、ちょっと引くくらい(リスペクトを込めて)徹底取材している。



あの頃から名門校は不動の人気。今でもブルーとイエローのコンビネーションをみたらUCLAカラーって言う人、結構いるんじゃないかな。じゃあUCLAのスウェットやTシャツに興味を持ったことはある? えっ、ランニングショーツを持っているって? それはかなりのシティボーイだ! じゃあキミはUCLAの音を知っているかい? 大抵の人は、何それ? ってなるよね。実はUCLAのレコードっていうのがあるから紹介しよう! しかも、どうやら製作に関わったのは我らがポパイ編集部らしい……。


1978年発売のものなんだけど、ジャケットのクラシックポパイ的なイラスト(本森隆史さんの画)は今見てもクールだし、ブルーとイエローの大学カラーもやっぱりイケてる。帯のキャッチコピーが“耳で着るキャンパスファッション”。その内容はとにかく強烈で、一曲目から対USC(南カリフォルニア大学)のスポーツ実況。二曲目は校門前の車道の音で、三曲目には学生たちの雑談の音ときた! 確かに当時はウエストコーストサウンド全盛期。誰もがカリフォルニアを感じられる音楽を求めていた。でも、だからといってこれは斬新すぎる! ライナーノーツに目をやると“協力・ポパイ編集部”の文字を発見。わざわざ現地に録音しに行ったのかと想像すると、無性に現ポパイ編集部の人たちに知ってもらいたくなった。


せっかくなので天気の良い午後に、ポパイウェブのスタッフを呼んでこれを聴くことに。初めの一分くらいは“曲”に対して笑い合っていたが、そのうち会話は違う方向へ。ふとA面が終わり、音が途絶えたとき、僕たちはこのレコードの耳馴染みが意外に良かったことに気付かされた。学校の休み時間に周りが騒がしくても、むしろ楽しさが増していたような感覚。みんな知らぬ間にUCLAにいたのか、開けていた窓から入ってきた風はどことなくオーシャンサイドの香りがした……。いや、それは言いすぎか。それにしても誰がこんなニッチなレコードを作ったのかと監修の藤公之介さんを調べてみると、堺正章、尾崎紀世彦、野口五郎などの楽曲制作にも携わったすごく著名な作詞・放送作家だった! 大真面目なものだったと知り、反省。どおりで話に花が咲いたわけだ。雑誌作りの枠におさまらない先輩たちの企画にも素直に感動。僕たちもこんなレコード作ってみようか、なんて話をして解散した。
オススメの曲は「校門前」。車が走る音が聞こえるけど正直アメリカかどうかもワカラナイ。
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