FASHION

I LOVE THIS KIND OF VINTAGE CLOTHING #2 Jojo Elgarice

2021.11.16(Tue)

photo: Jack Orton
coordination: Tetsuo Hino
text: Ryoko Iino
2021年12月 896号初出

果てなく広い古着の世界。人が変われば、古着の見方ももちろん変わる。
だから好きな古着の話は面白い

Jojo Elgarice 『Jojo’s General Store』Owner

COAT : ’50s Barbour Coat for Lillywhites 
TROUSERS : RAF Camo Pants
BAG : ’60s Karrimor Mountain Bag
SNEAKERS : ’80s Nike Cascade 

〈バブアー〉は、今もピカデリーサーカスにある『リリー・ワイツ』というお店の別注で作られた珍しいもの。ミリタリーやワークウェアって茶やカーキなどの色が多いけれど、この’80s の〈ナイキ〉のカスケードはクリーミーな色合いで、服との相性も最高だから気に入ってる。

JACKET : Remade from an American Military Sheet 
SHIRT : ’50s American Toggle-Shirt
WATCH : ’90s 「Explorer I」 by Rolex
TROUSERS : ’90s Royal Navy 
SNEAKERS : ’70s 「Formula 1」 by Adidas

迷彩柄のジャケットは、もともとアメリカ軍で敷物として使われていたモノがリメイクされた特別なもので、モダンなデザインの英国海軍のパンツはお店でもかなり人気があるアイテムなんだ。スニーカーは’70sのものなのに未来を感じるデザインってところが好きだね。

JACKET : RAF Ventile Rigger Smock
TROUSERS : ’90s British SAS Cargo Trousers
SNEAKERS : ’70s 「LDV」 by NIKE 

スモックは首元が防風に優れたデザイン。グレーのものは滅多に見られない初期のものだよ。カーゴパンツは警察犬部隊でも使用されたもので、洗うほどにリップストップ地が立体的になるんだ。スニーカーは下北沢の古着屋で購入。

「昔はヴィンテージ商というとアンダーグラウンドな存在だったけど、最近はサステナブルへの関心も増したから、あらためて若い人にも注目されるようになってきたよ」。

そうイギリスの事情を教えてくれたのは、ヴィンテージショップ『Jojo’s General Store』のオーナー、ジョジョ。先日はロンドンにある〈ナイジェル・ケーボン〉の旗艦店でポップアップをしたり、最近もステラ・マッカートニーのチームが買い物に来たり。活気が出てきた現地の古着界の中でも、彼のお店はめきめき存在感を増している。

「シャツやデニムなど、同じようなアイテムが並ぶ店にしたくなくて、僕の店は“ヴィンテージのワークウェアやミリタリーウェア”、そして“’80s以降のコンテンポラリーヴィンテージ”という2つのジャンルを融合したラインナップにしているんだ。これは僕自身のスタイルでもある。大切にしているのはオーセンティックなものから比較的新しいものまで、色々なアイテムをミックスすること。遊び心を持つのが大切だね。カジュアルに着られるのも大事だから、特にスニーカーは僕にとって特別なアイテムだよ」


Jojo’s General Store

お店があるのは、炭鉱や金属加工業などで有名な、イギリス北部のシェフィールド郊外。武骨なユーティリティウェアだけでなく、〈Stone Island〉や〈C.P. Company〉などの古着も充実。過去に日本でポップアップストアを開催したことがあり、今後も計画中なんだとか。@ragparadesheffield

プロフィール

ジョジョ・エルガリス

バンドやスケートブランドの古着Tシャツ収集から始まり、2016年にヴィンテージショップ『Jojo’s General Store』をオープン。最近は地元のデザイン大学で非常勤講師も務めている。
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