TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム
CULTURE

【#1】プーアル茶を巡る旅。

2021.11.13(Sat)

東京西荻窪で中国茶のお店をしているサウスアベニューの安那(やすな)と申します。お茶の旅のお話をしたいと思います。

お店の壁に貼っている手作りの中国地図。
勉強に行った産地に赤旗立てています。
今回お話しするプーアル茶の産地は、中央1番下ベトナム、ラオス、ミャンマーの国境付近です。

中国各地のお茶産地を訪ねて勉強する旅を毎年しています(今はコロナで2年お休み中)。興味のあるお茶の産地にふらふらと出向くといつでもそこにはお茶を愛する人々との出会いがあります。

雲南省西双版納(シーサンパンナ)プーアル茶の旅のお話。

ジャスミン茶、烏龍茶などに比べると地味な印象のプーアル茶。私自身、プーアル茶超美味しい!と素直に思えた事はそれまでありませんでしたが、勉強の為に行ってみようという事になりました。行ってみるとそこには想像を超えるワイルドライフがありました。

たまたま入ったお茶問屋さん。渡航前にプーアル茶の資料を読み、わからない事をノートにまとめていたので、お茶を飲みながら質問させて頂きました。私達の質問に次々と答えてくれました。必死にメモを取る姿がめずらしく嬉しかったようです。「これから茶葉の回収に車で行くけど一緒に行きますか?5〜6時間かかるけど」と。「是非に!!」

凸凹道の最高峰。カメラで撮影できません。どこかに捕まっていないと天井に頭を打ちつけてしまう程の揺れに笑いと笑顔が止まりません。東京では味わう事のないアドベンチャー感に心が躍りまくりました。亜熱帯の湿った濃い緑の香りのする森の中をぐんぐん入っていきます。緑のグラデーションは見ていても飽きる事はなく、鳥や虫の声、森の匂いに心身が張り裂けそうでした。

どうしてわざわざこんなに山奥に暮らしお茶を作っているのだろうか? という素朴な疑問が出てきました。そして700〜800年も前からこの辺境で作られるお茶が各地で知られていた事の不思議。車もインターネットもない時代です。

突然森の中から現れる集落が見えた時は歓声が上がりました。

続く。

プロフィール

安那美香

やすな・みか|1978年、東京都生まれ。18歳の時に中国茶に興味を持ち始め、中国でサウスアベニューオーナーと出会う。サウスアベニューで働き始めて20年あまり。趣味は旅行と水中に身体を浸すこと。

インフォメーション

サウスアベニュー

オーガニックジャスミン茶専門店。中国福建省を中心にお茶の産地を訪問し、買い付けした中国茶が店頭に並ぶ。その他、季節ごとに変わるお店特製の薬膳ブレンドティーも人気の一つ。
杉並区西荻南3-22-6-102 ☎︎03・3334・3768 13:00-19:00 木休

WEBサイト
https://www.southavenue.info/

Instagram
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