『TOKYO EAT-UP GUIDE』発売中
ランチの定食&セットメニュー編
2021.08.05(Thu)
photo: Yoichiro Kikuchi, Naoto Date
text: Fumika Oi, Nozomi Hasegawa
好評発売中!
ムック本『TOKYO EAT-UP GUIDE -第3弾- 』から、
6軒のランチをウェブでも少しご紹介!
本種のにぎり 1・5人前

本当は誰にも教えたくない店って、あるでしょ。『本種』は実はそんな店。『ポパイ』編集部からすぐの築地にあって、観光客で賑わう場外のメインエリアから外れたところに小さく店を構えている。「築地」「江戸前寿司」と聞くと身構えてしまうかもしれないが、とにかくお得。店の営業後に自然と集まる常連さん(みな築地市場の仲買人)との繋がりで、最高のネタを安く仕入れているとか。そして居心地も最高。この店の息子になりたい。

本種
東京都中央区築地6-25-4
03・5565・1923
10時30分〜14時・17時30分〜21時(夜は要予約) 日・祝10時30分〜14時 水休
太陽傘(パラソル)の宇宙べんとう

毎日通っても飽きないお弁当屋さんが近くにあったら、きっとお昼が楽しくなる。ここ『太陽傘(パラソル)』は、店主の野木早苗さんの気分や季節に合わせておかずが変わるから毎日通う常連も多い。(1週間の献立はInstagram(@parasol_taiyougasa)で!)今日はシソがアクセントの揚げ餃子をメインに、クコの実のサラダやミョウガの酢漬けなどがご飯の上にどどんと。どれも主役級の味なのにお互いを引き立てていて、混ぜながら食べてもうまい!

太陽傘(パラソル)
東京都渋谷区東4-11-4
電話番号非公開
11時30分〜15時(餃子とのりべんオールスターズの日は〜18時)土・日休
ぎんざ春日の上天丼

銀座で働く先輩が「昼にここの天丼を食べるとすごくいい気分になれる」と教えてくれたのが『春日』。街の外れの路地に佇む割烹で、昼時限定で天丼を出している。店に着くとごま油の香りに食欲をかき立てられ、思い切り息を吸い込んでのれんをくぐる。と、揃いも揃って天丼を食べる先客たちの姿が。薄く丁寧につけられた衣のサクサクッとした食感と香りに、「なんて上手な天ぷらなんだ」と今までに思ったこともないことを思った。

ぎんざ春日
中央区銀座1-4-6
03・3561・1887
11時30分〜13時15分・17時〜22時、土11時30分〜14時15分・17時〜20時
日・祝休
遊猿の油淋鶏

外苑前にある鉄板中華『シャンウェイ』出身のシェフの店、というだけで昼食が楽しくなるとバッチリ確信できた。店に入り、目に飛び込んできたサラダバーがしっかりそれを証明。野菜だけじゃなく、特製香味チップのフライドポテトや焼きパスタなど8種が並び、これだけでも大満足。もちろん店主・大内誠也さんのこだわりはメインにも。カリカリに揚がった油淋鶏はしょうがとネギをたっぷり使った味付けで、大満足の食べ応え。

遊猿
新宿区荒木町6-39 GARDEN TREE 2F
03・6274・8987
11時30分〜LO13時30分・18時〜LO22時(土は夜の営業のみ)日・祝休
Canteenのおでんとおにぎり

あったかいものが食べたくなる日ってあるよね。そんな日には、中目黒の目黒川沿いのすぐ近く、自然派ワインと家庭料理のお店で食べられるおでんで温まろう。京都出身の店主・山下善史さんの作る、シンプルな味付けとおでんの種から出る出汁だけの優しい味わいが心に染みる。丸い形の種だけで、思わず真上から撮りたくなるフォトジェニックな盛り付け。店内の木のぬくもりも気持ちよく、デートで行けば彼女も盛り上がること間違いなし。

Canteen
目黒区青葉台1ー16ー15 2F
03・3770・6014
18時〜LO23時、土・日・祝12時〜15時・18時〜LO23時 火、第2・4水休
バーボンのバーボンランチ

百獣の王を目指すあの武井壮のおなかを満足させる店が上町の住宅街にあると聞いて急行。シェフの渡邉修行さんが作るオリジナル料理が評判で、店構えもご飯の量もアメリカンだった。どのメニューもとにかく量が多いのに、中毒性のある味付けで不思議と完食してしまう。ハンバーグの下にたっぷりのミートソースパスタが隠れたバーボンランチも、普通盛りで腹がパンパンだ。一心不乱に食べたい日のために、ここを知っておこう。

バーボン
世田谷区世田谷1-29-14
03・3427・1300
11時〜LO14時15分・17時30分〜LO21時30分、土11時〜LO21時30分、日・祝12時〜LO20時30分 火休