TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム

【#1】アンオフィシャル、私的ドジャース観戦ガイド:はじめに

執筆:服部佑子

2025年4月13日

みなさま。はじめまして。服部佑子と申します。

私は、ロサンゼルスのドジャースタジアムの近くに住んで、大谷翔平選手応援のための民泊を運営しながら、今年2月に大谷選手応援のための観戦ガイドブックを自費出版しました。

というと、よほど前から野球と大谷選手が好きなのだろうと思われるかもしれませんが、日本に住んでいた時は、チームや人を追いかける感じでもなく。
起きている間はずっと仕事をしているような日々の中で、いろいろなきっかけで、2018年に自分の仕事の赴任でロサンゼルスに行くことになりました。

時を同じくして2018年にロサンゼルス・エンゼルスでメジャーリーグデビューしたのは、皆さんご存知、大谷翔平選手。
その活躍は凄まじく、あえて追いかけなくとも、どんどんニュースが飛び込んでくる毎日で。勝手に、海外に出た同期と思って、そして、同じ日本から来た人がこの厳しいアメリカで大活躍されているのが誇らしくもあり、時々試合も見に行っていました。

いろいろ飛ばして、数年経ち。

仕事の任期が終わって、退職し、同時に、こちらに来てから出会ったアメリカ人の夫と結婚して、まだコロナ禍の落ち着かない中、息子が生まれました。

彼は、二重国籍。アメリカ人としてだけでなく、日本人としても育てたい。

そんな中、ワールドベースボールクラシック(WBC)に日本代表として参加された、ロサンゼルス出身のヌートバー選手が小さい頃、お家に野球日本代表がホームステイしたことがあった、というのをニュースで読んで、何かそのようなことができたら良いなあ、と思っていたところ・・・2024年に大谷選手のドジャース入団が決定!

これは時がきた! と、ドジャースタジアムの近くの自宅で、大谷選手の応援のために主に日本から来られる方を対象として、民泊を始めることにしたのでした。

民泊のドジャースルーム。色々手作りで作った部屋です。

民泊の外観。1895年築の家を外観そのままリモデルしました。

ドジャース移籍決定直後から、その超高額契約金のニュースとともに、日本の方の関心はめちゃくちゃ高く。知人からジャージを送って欲しいと頼まれて、入団会見当日からショップに買い行き、日本に送るために地元の郵便局に通っていました。
何度も送っていたので、郵便局の方に大谷選手のジャージを送ってるんですよ、というのを話していたら、わざわざ隣の窓口のおじさん(長年のドジャースファン)が、「あんなに高い給料払う必要ない、おかげでどんだけチケットとホットドッグが高くなってると思ってるんだ」と私が怒られたことも、笑。
ドジャースお膝元も、ちょっとやりすぎでは?という雰囲気がありました。

しかし、ふたを開けてみると、大谷選手の野球史に残る記録を成し遂げまくるすごい活躍もあり、ドジャースはワールドシリーズ優勝。
ロサンゼルス全体に愛される存在となったのでした。

民泊をはじめてみると、お客様から質問を受ける事がたくさんあって。まとまった日本語の情報がなく、これは英語が分かっても結構難しいなあ、と思っていて。

自分自身が何度も球場に見に行って分かったことと、こちらで仕事をしていた経験もあって、ドジャースタジアムの観戦の仕方と、野球と合わせた観光なら、いろいろ案内ができるぞ!と3ヶ月くらいかけまして、ガイドブックを書き上げた次第です。(パワポで作った、160ページフルカラーの大作!!笑)

ガイドブックの表紙。

ドジャースタジアムは、パワースポットだと私は思っていて。
ものすごい強いエネルギーが、バシバシと感じられるところです。

試合開始前の国歌斉唱などのセレモニーから、毎回泣きそうになるくらいの感動で。
5万人近い観客の皆さんと一緒に声を出し、踊り、歌いながら観戦し、スタジアムが揺れるのと同時に、自分の体が揺れるのを体感すると、こんなことがシーズン中毎日のように、これまで何年も行われてるということに、ほんとうに驚かされます。

2024年からは大谷選手が加わって、そのパワーはさらに増大。

野球経験者でも、野球の戦術などに詳しいわけでもない私が、ガイドブックを自費出版してしまうほどに突き動かされた、すごい力があります。

もはや、野球が好きである必要もありません。
大谷選手という名前は知っているというくらいの方にも、是非、ロサンゼルスで、このビシビシくる強いパワーを感じてもらいたく、次回以降は、実際にどのようにドジャースを観戦できるのか、ということを詳しくお伝えしていきたいと思います。

ドジャースタジアム。今年初観戦した日。

プロフィール

服部佑子

はっとり・ゆうこ|大学卒業後、出版社、広告制作会社等に勤務。2018年に総領事館勤務のためロサンゼルス赴任、広報文化等を担当、2021年退職。2024年から、ドジャースタジアム近くで大谷選手応援⺠泊を運営中。 2025年「大谷選手応援のためのロサンゼルス・ドジャース観戦ガイド2025」を自費出版。

Instagram
https://www.instagram.com/losangeleslaguide.trip/

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