TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム

【#3】猫と暮らす、カーテンの選び方

執筆:山田由梨

2024年10月25日

猫の話を書いてきましたが、今回は少しインテリアの話を。

6月にペット可物件の家に引っ越しをし、その二日後に保護猫のちゃむとるびーを迎えたのですが、カーテンをどうしようかということを長らく悩み、3ヶ月ほどカーテン無し生活を送っていました。

うちにはベランダに出られる大きな掃き出し窓があって、そこにどんなカーテンをすればいいのか……と色々探しては決めきれずにいたんですね。

前の家では、無印良品で買った薄手のカーテンをしていて、遮光カーテンはつけていなかったのですが、光の入り方が好きで、部屋も広く見えるので気に入っていました。

ただ、猫とカーテンについて調べたり、猫を飼っている方に話を聞いたりすると、どうやら猫は布カーテンをのぼるんですね。爪を立てて、よじよじと。
もちろんカーテンは引き裂かれボロボロになったりするようです。
猫は悪くないですし可愛いのですが、そうなってしまうとせっかく買っても長持ちしないぞと思い、ブラインドを検討することにしました。

横型のブラインドで、白いものや木製のものをしばらく探していたのですが、大きな掃き出し窓に設置すると重すぎて開かなくなってしまうということがわかってきました。
そうして縦ブラインド、バーチカルブラインドというやつに行きつき、色々と調べまして、〈Norman〉というブランドのものを見つけ、ついに設置することができました。

こちらの良いところは、カーテンの下に紐がないんですね。
一枚一枚を繋げるために紐がついているものもあるのですが、それだと猫が引っかかったり遊んで齧ったりしてしまうみたいなんです。

〈Norman〉のバーチカルブラインドは、板が一枚ずつ上からぶら下がっているだけなので、こんなふうに猫も自由自在に窓の外を見たりできます。可愛いです。

カーテンの中で座っているるびーちゃんは、窓の外を見るのが大好きでよくこのポジションにいます。

実はこの写真、ちょうどいい絵がなかったので、サッシのところにおもちゃを置いて写真を撮らせてくれないかお願いしたら二人ともきてくれてこんなにもちょうどいい写真を撮らせてくれました。

猫たち、ありがとうねえ。
次が最終回です。また猫がでてくることでしょう。

プロフィール

山田由梨

やまだ・ゆり|1992年、東京都生まれ。作家・演出家。立教大学在学中に劇団「贅沢貧乏」を旗揚げ、以降全ての作品の作・演出を手がける。近年は演劇活動以外にも、ドラマ脚本・監督、小説執筆など活動の幅を広げている。『フィクション・シティー』(17年)、『ミクスチュア』(19年)で岸田國士戯曲賞ノミネート。Abema TVオリジナルドラマ「17.3 about a sex」「30までにとうるさくて」、NHK夜ドラ「作りたい女と食べたい女」、テレビ朝日「私たちが恋する理由」(2024年10月12日放送開始)ほか脚本。2024年12月7〜15日に贅沢貧乏による5年ぶりの新作『おわるのをまっている』を三軒茶屋・シアタートラムにて上演。

Official Website
https://yuriyamada.jp/