ライフスタイル
【#3】南アフリカの植物
執筆: 〈大木ナーサリー〉大木俊明
2023年12月24日
photo & text: Toshiaki Ohgi
edit: Eri Machida

南アフリカには全世界に自生する植物の約10分の1が自生しているといわれるぐらい多くの固有種が自生しています。
僕の好きなケープバルブと呼ばれる球根類、ペラルゴニウム、そして多肉植物も数多く自生しています。
例えばハオルチアという多肉植物も実は南アフリカのものです。
ハオルチアの多くは葉の先端が透明なんですが、その部分を「窓」と呼んでいます。
自生地では「窓」の部分のみが地上部に出ていて、葉の下の方は砂に埋もれていてその窓から光を取り入れて光合成していると言われています。
南アフリカの大地は朝晩は冷え、日中はかなり気温が上がるので一日の寒暖差が凄く日差しも強いのでとても環境が厳しく環境に順応してそういう生態になっているんだと思います。

一度だけ南アフリカに行ったことがあるんですが、ケープバルブや多肉植物の多くは冬成長型で日本とは季節が真逆なので8~10月ぐらいに行くと多くの植物を見ることが出来ます。
葉がコイル状に巻く植物、葉が波打つ植物や葉に毛が生えた植物もたくさん自生していて10日間ぐらいの旅程もあっという間に過ぎてまだまだ見たい気持ちになります。


2021年に出版されたフロレント・グルニエ著「Secrets of Namaqualand Succulents」という本に南アフリカ、特にナマクアランドと呼ばれる地域に自生している植物が詳述されているのでもし興味を持っていただけたならご覧いただけたらと思います。

プロフィール
大木俊明
おおぎ・としあき|1972年山口県生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒。コムデギャルソンに勤務後、2007年に山梨県にて農場を始動し、現在に至る。
Instagram
https://www.instagram.com/ohgi_nursery/
Official Website
http://www.ohgi-nursery.com/
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