
長い、長い、とにかく長い。25×300㎝。なかなかお目にかかれないサイズ感のマフラーは、〈オーラリー〉から。英国系の大判ストールが主流の中、アンバランスなほどの細長さはとても新鮮。この写真のようにぐるぐると幾重にも巻いてみると、面白いことにまるでフーディーをかぶったようにも見える。素材はデザイナーが自らモンゴルまで足を運んで選ぶというベビーカシミヤなので、そのクオリティは折り紙つき。直接肌に触れる部分が多いものだからこそ、その上質さを実感できる。同素材のニットウェアは定番として展開しているが、マフラーを作ったのは今季が初めてだ。