ハイドルン・ホルツファイント「こんな今だから。」 @ASAKUSA

オーストリア出身のアーティスト/映像作家のハイドルン・ホルツファイントがここ日本で制作した2つの映像を軸としたインスタレーション作品《the time is now.》(2019)を展示。映像では、東京都現代美術館での展覧会も記憶に新しい吉阪隆正の設計による「大学セミナーハウス」を舞台に、シャーマニック・インプロ・デュオ「いろ」による神楽舞と即興演奏が繰り広げられる。根底に流れるアニミズムの世界観を通して、より広い視野で”今”を見つめることができるはず!
会場:ASAKUSA
会期:2022年12月3日(土)〜12月30日(金)
時間:12:00〜19:00 *金土日のみ開廊
流線形『3号線』7インチシングルレコード/ナツ・サマー&流線形『SUN KISSED LADY』カセットテープ発売!

クニモンド瀧口によるプロジェクト流線形。その代表曲『3号線』のボーカルに堀込泰行(キリンジ)を迎えたセルフカヴァーヴァージョンが7インチアナログ化! また、今夏発売されたナツ・サマー&流線形のフルアルバム『サン・キスド・レディー』がカセットでもリリース。どちらも12月21日発売。このチャンスにぜひゲットしよう!
The ghost in the room @TENSHADAI

「The ghost in the room」。お化け屋敷のことではない。いや、ある意味そこはお化け屋敷なのかもしれない。往々にして現代美術というものには、市場での価値や社会における価値、そして作家やキュレーターの意匠や意図など様々なレイヤーが張り巡らされている。ゆえに鑑賞者は作品への解像度を上げなければその「本質」は不可視なのだ。そういった意味で作品の「本質」を存在の曖昧な幽霊と例えているというわけだ。そんな幽霊蠢く会場でぜひ”霊視”してみてはいかがだろう!
会場:TENSHADAI
会期:2022年12月2日(金)〜12月26日(月)
時間:13:00〜19:00
金・土・日・月・祝日はアポイントなしで来場可。
火・水・木曜はアポイント必須。※当日アポイントは無効
『Never Goin’ Back ネバー・ゴーイン・バック』 オーガスティン・フリッゼル(監)を観る。

いやー、ゴキゲンな映画だこと。描かれるのは、バイトに明け暮れる極貧ティーンのジェシー&アンジェラが、数々のトラブルに見舞われながらも、誕生日をリゾートで過ごすべく七転八倒する姿。監督自身の青春時代がベースになっているらしいが、とにかく2人のパワフルで、ときに下品な魅力が眩しい。とりわけ終盤を盛大に彩るクソ&ゲロには大爆笑。アンジェラを演じるのは、最近レオさまと破局したのが記憶に新しいカミラ・モローネだ。12月16日より公開。
『7・8元首相襲撃事件 何が終わり、何が始まったのか?』 河出書房新社編集部(編)

2022年7月8日に起こった安倍晋三元首相の暗殺事件。本書はその後の展開も含め、いまだ日本に激震を走らせ続けている同事件について、日本を代表する知識人たちが論じた論考集だ。とりわけ小泉義之、平井玄両氏による文章には蒙を啓かれた。あの事件は何だったのか? それを整理したい人にはためになるはず。¥1,980/河出書房新社
Local Artist 写真展 @Esmeralda Serviced Department

ファッションフォトグラファーで POPEYE Web のファッションページ「Good Goods」の撮影も務めていただいている Local Artist が、日本各地でファッションシューティングのロケハンをおこなった際の写真で構成した初の作品集「 Location scounting」を刊行した。その記念に、富ヶ谷のセレクトショップ『 Esmeralda Serviced Department』にて写真展を開催!「引き立たせる」という役割を失ったモデル不在のロケーションを単なる「風景」と見るか、はたまた「何も写っていないもの」と捉えるか。写真におけるモチーフの存否について考えさせられる1 冊となっている。
会場:Esmeralda Serviced Department
会期:2022 年12 月16 日(金)〜30 日(土)
時間:13 時〜20 時
休み:火・水
料金:無料