カルチャー
3月はこんな本を読もうかな。
日向ぼっこしながら読みたい5冊。
2022年3月1日
text: Keisuke Kagiwada
『ウェス・アンダーソン 旅する優雅な空想家』
イアン・ネイサン(著) 島内哲朗(訳)
みんな大好きウェス・アンダーソンの評伝が出たぞ! 『アンソニーのハッピー・モーテル』から『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』までのすべての長編はもちろん、短編もカバーしつつ、ウェスが影響を受けた人物や映画作品、交友関係までをも紹介。これは読むっきゃない。¥3,300/フィルムアート社
『連合赤軍 革命のおわり革命のはじまり』
鈴木創士(編)
連合赤軍によって引き起こされたあさま山荘事件から今年で50年を迎える。この“事件”とは、いや“革命”とは果たして何だったのかを、12名の論者がとことん考え抜いた論考集。とりわけ、小泉義之さんの「暴力革命について」と、市田良彦さんの「「十五少年漂流記」から「蠅の王」へ」が印象に残った。この“事件”、いや“革命”のことなんてまったく知らないよって人こそ読むべし。¥2,970/月曜社
『サスペンス小説の書き方 パトリシア・ハイスミスの創作講座』
パトリシア・ハイスミス(著) 坪野圭介(訳)
『見知らぬ乗客』『リプリー』など、数々の傑作サスペンス小説をものしたハイスミスが、「小説を書くことと、それを職業にすること」についてのノウハウを明かした生涯で唯一の創作指南書。いかにアイデアを膨らませるか、そしてそれをどう展開するか、また行き詰まったらどうするか……といったことが包み隠さず語られているので、創作を目指す者は必読かと。¥2,200/フィルムアート社
『アーチー若気の至り』
P・G・ウッドハウス(著) 森村たまき(訳)
英国ユーモア小説界の鬼才、ウッドハウスの連作長編だ。主人公はオックスフォード大出身のゆるふわ青年紳士アーチー。第一次世界大戦に従軍した後、新天地を求めてニューヨークにやってきた彼が、数々の抱腹絶倒の出来事に巻き込まれる姿を描く。これもまたひとつのシティボーイ小説と言えるんじゃないか? ¥2,640/国書刊行会
『宝ヶ池の沈まぬ亀 ある映画作家の日記2016‒2020』
青山真治(著)
『Helpless』『ユリイカ』『共喰い』『空に住む』などで知られる青山真治監督が、日々の思考の軌跡を記した日記本。いや、その思わず音読したくなる筆致を含め、これこそ日記文学という名にふさわしいのではないか。映画はもちろん、本や音楽、そして食事まで、貪欲なまで探究するその姿勢には見習うところが多いはず! ¥3,520/boid
ピックアップ
PROMOTION
〈CASETiFY〉とナイトショッピング。
CASETiFY
2024年10月4日
PROMOTION
〈マーガレット・ハウエル〉を着て、あの子と相合イヤホン。
MIZUNO FOR MARGARET HOWELL
2024年10月10日
PROMOTION
〈ポロ ラルフ ローレン〉の服は重ね着するほど晴れやかになるね。
Polo Ralph Lauren
2024年9月9日
PROMOTION
ソウルからやってきた、奥深い〈アモーメント〉の服。
AMOMENTO
2024年9月10日
PROMOTION
ヘリーハンセンのニューコレクションでバックトゥ ’90s。
HELLY HANSEN
2024年10月10日
PROMOTION
介護の現場を知りたくて。- デイサービス編 –
2024年10月9日
PROMOTION
“自分らしい”スタイルを表現する〈オーディオテクニカ〉とデザイナーズヘアサロン『SCREEN』のコラボレーション。
Audio-Technica
2024年9月30日
PROMOTION
〈ソフ〉×ルイーズ・ブルジョワで、アートをまとって街へ。
SOPH.
2024年9月11日
PROMOTION
カウボーイコアを始めるなら、〈ペンドルトン〉×〈ムウ ト アール〉だね。
M TO R
2024年9月13日
PROMOTION
『フレーム青山』で見つける、クラシックなレザーアイテムと特別な秋。
2024年9月17日
PROMOTION
〈エル・エル・ビーン〉のスコッチ・プラッド・フランネル・シャツがみんな大好きだ!
L.L.Bean
2024年9月9日
PROMOTION
PARCO AREA GUIDE for SOCIAL CASTLE MARKET – 30 SHOPS –
2024年9月9日
PROMOTION
夏が終わっても、まだまだ〈グラミチ〉の季節。
GRAMICCI
2024年9月10日