ファッション
I LOVE THIS KIND OF VINTAGE CLOTHING #1 SPENCER PHIPPS
2021年11月11日

僕らの古着ワンダーランド。
photo: Mari Shimmura
coordination: Masae Takanaka
text: Keisuke Kagiwada
2021年12月 896号初出
果てなく広い古着の世界。人が変われば、古着の見方ももちろん変わる。
だから好きな古着の話は面白い。
SPENCER PHIPPS 〈PHIPPS〉Designer

JACKET : Used
PARKA : Phipps
PANTS : Phipps
T-SHIRT : Used (PHIPPS GOLD LABEL VINTAGE )
CAP : Used (PHIPPS GOLD LABEL VINTAGE )
SHOES : Walmart

フリースは聞いたことのないイタリアの古いブランドのもので蚤の市で買った。俺が世界で一番好きな蚤の市はLAのローズボール。〈PHIPPS GOLD LABEL VINTAGE〉も出店したことがあるんだ。あと、ニューヨークで日本人が営んでいるヴィンテージショップ『Search & Destroy』もクレイジーで最高。
「古着の魅力は予測できないこと。アトリエの半地下には、俺が世界中でピックアップしてきた古着が山のようにストックされているんだ」
〈PHIPPS〉のデザイナーであるスペンサー・フィップスはそう語る。ファッション業界の過剰生産に歯止めをかけるべく、ヴィンテージアイテムのセレクトライン〈PHIPPS GOLD LABEL VINTAGE〉も手掛けているんだからそりゃ当然でしょ……と思うなかれ、仕事だけじゃなくプライベートでも古着フリークなのだ。
「今日着ているフリースのジャケットもアムステルダムの蚤の市で買ったものだよ。ノーブランドだけど、色と柄が最高だろ? 俺の場合、ブランドやうんちくにはこだわらない。デザインがイケてたら買うのみさ。15歳くらいから買い始めて今じゃ500着以上持っているTシャツだってそうだよ。コットンがUSA製だとか、襟のリブのステッチがどうだとか、チェックポイントがいろいろあるのは知っているけど、その手のヴィンテージとしての価値みたいなものは興味がないんだ。だって、柄がイケてて色がカッコよければそれで十分だろ?」
Cap & T-Shirt Collection


プロフィール
スペンサー・フィップス
関連記事

僕らの古着ワンダーランド。
NO.896
2021年11月9日

ファッション
古着のABC。- Vol.1 –
[A] About A to Z./古着の思い出、景色、本企画のこと。
2021年3月9日

ファッション
2021年、古着屋がオープンラッシュ!【前編】
下北沢「CCX」と、世田谷「Young」
2021年9月14日

ファッション
2021年、古着屋がオープンラッシュ!【後編】
学芸大学の「MOOD」と、代々木八幡の「sinot」
2021年9月14日

ファッション
WORLD SNAP! @Berlin
『After School Radio』のティーンエイジDJたち。
2021年4月1日
ピックアップ

PROMOTION
見上愛さんと、春風吹く東京競馬場へ。
JRA
2025年5月16日

PROMOTION
僕らの毎日に、“チェキ”instax mini 41™を。
FUJIFILM
2025年6月20日

PROMOTION
〈ティンバーランド〉の「スリーアイ クラシックラグ」と渋谷・原宿。
Timberland
2025年6月11日

PROMOTION
〈OTAKARA NYC〉の色彩豊かな手刺繍の「お宝」を『NEPENTHES』で手にしよう。
〈OTAKARA NYC〉
2025年5月17日

PROMOTION
ぼくらを繋ぐ〈KEEN〉の万能シューズ。
KEEN
2025年5月30日

PROMOTION
12 HOURS ADVENTURE with DEFENDER ディフェンダーが僕らの冒険心を掻き立てる。
DEFENDER
2025年6月4日