フード

USEFUL SPAGHETTI RECIPE Vol.2

ゲスト・ハライチ岩井勇気/グレープフルーツとアスパラのコンキリエ

2021年9月12日

illustration: Tomomi Mizukoshi
design: Shohei Yoshida
cooking & text: Rio Hirai
movie: Ryoma Uchida
edit: Yu Kokubu

調理担当者

調理担当者

レストランの味、ジャンク系、和風、喫茶店のオリジナルメニューなど、スパゲッティにはそれぞれ違った魅力があってどれも最高に美味しいけれど、この連載で掘り下げているのは誰もが持っているであろう”自分なりのスパゲッティ”。その人が偏愛して生活の一部になっているレシピにはすごい説得力がある、というかどんな名店にも負けない味が潜んでいる気がするから。ということで、この連載は誰かのUSEFUL SPAGHETTI RECIPEを淡々と掲載していく備忘録。実際に調理してみて、失敗談も含めて感想を全部メモっていきます。今回レシピを教えて頂いたのは、お笑い芸人のハライチ・岩井勇気さん。岩井さん、本日はどんなレシピを?

どうも。『グレープフルーツとアスパラのコンキリエ』です。


<グレープフルーツとアスパラのコンキリエ>

作り方

岩井さんの手書きレシピ。
調理担当者

調理担当者

サラダにも近いような、結構珍しいメニューですね。どうしてこのメニューを選んだのでしょうか?

ソースを作る工程が楽なのと、フライパンを洗わなくていいので。

調理担当者

調理担当者

作る時の注意事項や、おすすめの“ちょい⾜し”具材はありますか?

すっぱいのが好きなのでレモン汁は多めに入れちゃいます。仕上げに粉チーズをかけてもおいしいですよ。意外とコンキリエは多めの200gくらい使ってもいいと思います。

 

Let’s Try!

まとめ

調理担当者

調理担当者

第2回目にして変化球「コンキリエ」が登場。岩井さんからレシピを受け取るなり「コンキリエ……??」と、初めましての単語に不安になったけど、どうやらショートパスタの一種のようで、中々触れることがない食材なので無性にチャレンジしてみたくなった今回のメニュー。最初に結論から言うと、「ソースを作るのが超簡単」&「洗い物が少なくて後片付けが楽チン」という、この2つの点からリアルな実用度というか、”本当に使えるレシピ”っぽさが体感できた。調理工程においては、スパゲッティレシピの鬼門である”乳化”に少しだけビビるも、ボウルの中で素早く混ぜれば良いのでわかりやすかったし、肝心の味は見た目通り軽やか且つ爽やかで、バテたら食べたいと思える一品だった。グレープフルーツや白ワインビネガーの酸味が、生ハムの塩味やジューシーさと合わさって良いバランスで、夏の始まり〜今時期の残暑にはかなり相性がいいと思う。反省点としては、茹でたコンキリエを氷水で締めるので、ほんの気持ちだけ茹で時間を長めに設定してもいいような気もした。とりあえず次作る時は、ちょっといい白ワインやパンを用意してから調理に臨みたい!

完成!

今回レシピを教えてくれた人

岩井勇気

いわい・ゆうき|1986年、埼玉県生まれ。幼稚園からの幼馴染だった澤部佑と2005年に「ハライチ」結成。結成後すぐに注目を浴びる。ボケ担当でネタも作っている。アニメと猫が大好き。特技はピアノ。7月29日に自身初原作・プロデュースの新作乙女ゲーム「君は雪間に希う」(オトメイト)を発売、8月よりヤングマガジンにて原作漫画「ムムリン」の連載をスタート。9月28日には『どうやら僕の日常生活はまちがっている』(新潮社/1,375円)が発売される。10月24日にはLINECUBESHIBUYAにてハライチライブ『!』を開催する。

※読者の皆様へ
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