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Levi’s®︎ RED
vol.1 知っているようで知らなかった<リーバイス® レッド>の話。
2021年9月17日
photo: Reiko Toyama
styling: Satoshi Kamei
grooming: HORI
edit: Koji Toyoda
special thanks: talo
vol. 1 知っているようで知らなかった〈リーバイス® レッド〉の話。
501®に505™、たまに606™。いつだって僕らのそばにいる〈リーバイス®〉のデニムパンツ。レギュラーものやユーズドを選ぶことも多いけど、今シーズンは、モードの薫りがほのかに漂う〈リーバイス® レッド〉を選択肢に加えてみよう。え? 〈リーバイス® レッド〉ってなんだっけ? よし、話はまずそこからだ。
常に革新的なジーンズを作り続けてきた〈リーバイス® レッド〉。
〈リーバイス® レッド〉ってなんだっけ? 遠い昔に聞いたことあるような気もするけど?? その正体は、1999年に発表され、2014年まで続いた、〈リーバイス®〉の中でも突然変異とも言える、特殊な立ち位置にいるコレクションだ。立体的なパターンを用いた斬新なねじれシルエットや手作業を思わせる不規則なステッチなど、それまでのデニムにはまったくなかった発想でデニム業界に革新的な風を送り込んだのだ。当時のファッション界といえば、色落ちやヒゲ、赤耳、蜂の巣などを珍重するヴィンテージジーンズの価値観に支配されていたが、〈リーバイス® レッド〉では従来の価値観を軽やかに塗り替え、ヨーロッパのモードを感じさせてくれた。デザインを手掛けたのは、マルタン・マルジェラではなく(当時はそんなウワサもあった)、〈リーバイス®〉のアムステルダムのデザインスタジオに所属するリッキー・コフ女史。古着屋を巡るのが好きだった彼女は、様々な501®の特徴である「ねじれ」をヒントに〈リーバイス® レッド〉のデニムに立体裁断を採用することを思いついたのだとか。また、当時は『リーバイス® ストア』には置かれておらず、世界でも数軒の限られたショップ(日本は原宿キャットストリート裏にあった『アーキュエット』)だけにひっそりと置かれていた。にもかかわらず、商品が並ぶタイミングになると、どこから情報を嗅ぎつけたのか、連日長蛇の列に、鳴り止まない電話。’90年代をヴィンテージジーンズの時代とするならば、2000年代前半は確実に〈リーバイス® レッド〉の時代だった。
また、その象徴的な立体裁断シルエットのデニムをずっと作り続けていたわけではなく、概ね2シーズンごとにそのテイストをガラリと変えていたことがさらに面白い。1999AWファーストコレクションの立体裁断に始まり、2001AW〜2002SSのねじれ期、2003AW〜2004SSのワーク期、2004AW〜2005SSのパンク期など、コレクションブランドのように目まぐるしく変貌を遂げた。実に身軽で変幻自在な存在だったのだ。
そんな伝説のラインが、なんと2021年に復活。当時は、数も限られて、値付けもかなり高かったが、そのデザインのムードは崩さずにリーズナブルな価格帯に。僕らも手に取りやすくなった。今シーズンのテーマは、2003AW〜2004SSのワーク期を題材にしていて、当時のイエローパッチも見事に復活を遂げた。そんな新生〈リーバイス® レッド〉をまず試すならば、そりゃやっぱりデニムパンツから。なかでも過去の名作を吟味し、そのムードを落とし込んだ505™はどうだろう。アメリカ的な505™も、クラフト感たっぷりのアーキュエットステッチは、ヨーロッパモードの匂いを感じさせるんだ。後ろからの見栄えもとてもいいね。
505™を32インチではくか36インチではくか、それが問題だ。
さて、そんな〈リーバイス® レッド〉の505™、どうはいたら正解なのだろう? そもそもこのジーンズは、僕らがよくはいているチノパンや軍パンのようにデカい作りじゃない。ストレートシルエットで、ほんのちょっぴりテーパードしている。そう、行儀の良い正統派なシルエットだ。例えば、ジャストサイズの32インチ(おそらく中肉中背の人は大体そうだと思う)を選んだ場合、最初は「おっ、ちょっと細いな」という感覚があるが、1時間もはいていれば、段々と馴染んでくる。上の写真のように〈シャルべ〉のドレスシャツをタックインして、〈J.M. ウエストン〉の「180ローファー」のブラックスエードなんかを合わせてみたり。パリジャン気分で、お上品にはいてみるのも新鮮な感覚があっていいと思う。
それでも「細いなぁ」と思うなら、´90年代のスケーターのように36インチを選んでみてはいかがだろう。ストンとキレイに落ちるビッグシルエットは、もともと細身の505™ならでは。ちょうどいいブカブカ感を際立たせたいので、トップスは逆にややジャストなサイズ感かな。下の写真のように〈ライフウェア〉のタートルネックカットソー、〈J.M. ウエストン〉の「ヨット」のブラウンを合わせてみたらいいと思う。つまり、どっちに振ってもいい感じってこと。「なんかいいジーンズない?」って思ったら、『リーバイス® ストア』へ。〈リーバイス® レッド〉の505™のことを頭の片隅に入れておけば、余計な手間と時間が省けるはずだ。
というわけで、今回は〈リーバイス® レッド〉の歴史と新しく生まれ変わったデニムパンツについて紹介させてもらった。次回は、今季のテーマであるワークウェアについてじっくりと掘り下げよう。お楽しみに!
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