TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム
CULTURE

【#2】セントラル・セント・マーチンズの受験。

2021.08.22(Sun)

今回は進路選択にあたり、ポートフォリオ(作品集の様な物)についてお話ししたいです。

ところが草案を書き綴っている際、文章が長過ぎることに気付きました。私は『フラニーとゾー イ』に登場するバディ・グラースと同じく、余計な詳細を徒然と並べる癖があります。前回の記事の三倍の尺になる恐れがあったので、段落を幾つか省き、高校から大学の入学までを図式化しました。

私は高校二年と三年の間の夏休みにポートフォリオの制作に取り掛かりました。 どの大学への受験についてと同様、ここでも傾向と対策が成功への鍵です。 セントラル・セント・マーチンズはアイデアを重視しています。それをどの様な思考やリサーチ過程を経て発展させるかが評価の主眼となります。ポートフォリオにはそれらの要素を際やかに表示することが大事だと思います。

今となると恥ずかしいですが、ここで私が受験の時に使った実際のポートフォリオの一ページを掲載します。

スケッチブックの見開きです。今見ると「下手」の一言しか浮かび上がりません。しかし形式、 筆、色彩の考慮や参考資料等が簡略にですが表明されています。更に自分の文化的多様性も垣間見られるようにしています。

この頃、私はポートフォリオ作りは全くの初心者でしたので、YouTube上の様々な動画を観て、学びました。独学の為失敗した箇所が数点あります。

1. スキャンをしなかったこと
2. 自由なレイアウトにしたこと
3. 作品の説明文を導入しなかったこと

以下のことをファンデーション・コースで学習し、軌道修正しました。 ファンデーション・コースは換言すれば大学0年目です。コトバンクは「大学入学準備コースのこと。大学で授業を受けるのに必要な学力をつけるためもの」と定義しています。 英国の場合、殆どの人がファンデーションを経てから美術大学に進学します。 私も直接学部には出願せず、セントラル・セント・マーチンズのファンデーション・コースに入りました。ポートフォリオの編成を主体として授業を行なっています。

これは私がグラフィック・コミュニケーション・デザイン・コース用のポートフォリオに載せた写真です。靴をテーマにセットを拵える課題で、前年の作品と比較し、また変わった物になっています。ファンデーションでは自分のスタイルを確立することと新規の技術や分野を見出すことが目的だと私は解釈しています。したがって私はファンデーションで写真の魅力を覚えることが出来ま した。

来週は大学一年目とデザイナーの社会での役割等について語りたいです。再来週はゲストを呼ぶつもりなのでお楽しみに。

プロフィール

眞弥飛鳥

まやあすか | 英国、フランス、日本を行き来している芸大生。眞弥と飛鳥は二つとも名前。好きな映画は(今の所)園子温作『愛のむきだし』とマイケル・チミノの『ディア・ハンター』。最近気に入ってることはソリティアと数独。POPEYE Webにメールを送ったことがきっかけでコラムを執筆。Instagramは@mayaxaska
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