TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム

【#1】My favorate things–モロッコ

執筆:琉花

2025年9月11日

モロッコには5才の頃から行っていて、一人暮らしを始めて料理をするようになってからはお皿とラグに目覚めた。
今や服の数より皿の方が、そして部屋の数よりラグの数が多い。

お皿は何度も通ううちに地方による特徴も分かってきたのと、自分の好みもよく分かってきた。
マラケシュやサフィはカラフル、フェズの繊細な柄と鮮やかなブルー、サハラ地方の素朴な陶器。

カラフルなお皿に何を置くか考えながらお皿を選ぶのが楽しい。

ずっと欲しかったピンクのお皿。フェズにて。

ラグを初めて自分で買ったのは海辺のエッサウィラという街で、古いボ・シャルウィットだった。

ラグのお店は入ると、スペースが広がっていて物凄い数の絨毯が積み重なっている。

こういう色を探している!と伝えるとラグの山の中から探して広げてくれる。

モロッコでの買い物はとにかく体力と気力の勝負だ。
店に行っても基本的に値段がついていない。お店の人はこちらをみて値段をつけてくる。
大体の相場はわかるようになってきたので、時間をかけてそこに近づけて交渉する。
交渉が成立すると今度は10kgとか20kgのラグを宿まで自分で運ばなければならない。
疲れ果てた後は、フナ広場のカフェからサンセットを眺めながらミントティ&屋台で頂くシーフードが待っている。

I miss you, Marrakesh!!

フナ広場の屋台は迷わず14番

モロッコの夕日。モロッコは、アラビア語だと「マグリブ」といい、「日の沈む国」という意味がある。

プロフィール

琉花

るか|1998年、東京都生まれ。モデルとして広告や雑誌、MVなどで幅広く活動するほか、写真家としても活動中。雑誌やファッションブランドのヴィジュアル撮影も行っている。

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