TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム
CULTURE

[#2] Sophy Hollington編

2021.06.22(Tue)


text: Tomo Katsurada(Kikagaku Moyo)
cooperation: Yota Shiraishi
edit: Yu Kokubu

今まで幾何学模様がコラボしてきたアーティストの中から、前回はタイ人アーティストPhannapast Taychamaythakoolを紹介しました。

今回はイギリス人アーティストSophy Hollingtonを紹介したいと思います。

彼女はイギリス・ブライトン在住の版画家・イラストレーターです。2018年に幾何学模様のツアーポスターや物販のデザインをしてもらいました。まずは近年彼女が手がけた作品の数々をご覧ください。

New York Times - The Decameron Projectのためのイラストレーション
小説家David Keenan氏とのコラボ企画でRoughtrade Booksより発売されたタロットカードのデザイン。

幾何学模様のツアーポスターを依頼する際にテーマとして考えていたのは、夢の景色です。ツアー中は長い時間をバンの中で過ごします。その中で寝たり起きたり、まさに夢うつつの状態で街から街へ移動するのですが、浅い眠りから醒めて周りの景色が少し変わっていて、また浅い眠りにおちて、その繰り返しの中で頭に残る不思議な夢たちとちょっとずつ変わっていく現実が入り混じった風景をツアーのポスターにしたいと考えていました。

Sophyの版画作品は黒を基調としていて夜の印象を受けますが、そこに登場するキャラクターたちはカラフルで、どこか夢の中にいるような感覚を覚えます。その彼女の世界観で上述のテーマを表現してほしいと思い、コラボが始まりました。そして誕生したのが以下の作品たちです。

ツアー中に見た『夢の中の風景』というテーマと、彼女の版画絵から醸し出る物語性がうまく融合しました。彼女の作品の質感や色味から自分は厚い物語本のカバーのような印象を受けるのですが、ツアーという物語の表紙として、とても気に入っているデザインです。

Sophyは幾何学模様とのコラボ以外にも音楽シーンでの活躍が目立ち、フェスティバルのポスターを始め、KhruanbinThe Nationalsといったバンドのショウポスターのデザインも手がけています。

(Khruangbin live at Paradiso, Amsterdam 2019)
(A Heavenly Week End Festival Poster 2019)
(The Nationals - Show Poster for Together Now Festival 2019)
(The Nationals - Show Poster for Santa Barbara Bowl 2018)

Sophy Hollingtonの作品が気になった方は、ぜひ彼女のインスタグラムやウェブサイトをチェックしてもらえると嬉しいです。

次回もお楽しみに!

プロフィール

幾何学模様/Kikagaku Moyo

伝統的なフォーク、70年代のロック、アシッドサイケを融合させた特徴的なサウンドで主にヨーロッパを中心に活動する5人組サイケデリックロックバンド。現在、東京・アムステルダム拠点。メンバーはGo Kurosawa (drums, vox), Tomo Katsurada (guitar, vox), Kotsuguy (bass), Daoud Popal (guitar), Ryu Kurosawa (sitar)。数回のワールドツアーを経て、Bonnaroo Music Festival(アメリカ)、End Of The Road Festival(イギリス)、Le Guess Who? Festival (オランダ)、Concrete & Glass(中国)など大規模なフェスティバルで活躍し、近年は「Gucci」や「Issey Miyake」など世界的なファッションブランドとの仕事やシアトルのラジオ局「KEXP」のライブセッションに参加するなど精力的に活動中。現行のアジアの音楽シーンを紹介するため、自身のレーベル『Guruguru Brain』も運営。

HP
https://www.kikagakumoyo.com/

Guruguru Brain
https://gurugurubrain.space/
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