TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム
CULTURE

[#1] Phannapast Taychamaythakool編

2021.06.15(Tue)


text: Tomo Katsurada(Kikagaku Moyo)
cooperation: Yota Shiraishi
edit: Yu Kokubu

POPEYE Web読者の皆さま、はじめまして!
サイケデリックロックバンド幾何学模様でギターを弾いてるトモと申します。今回POPEYEのウェブコラム『Town Talk』の場をお借りして、バンドのアートワークについて話していきたいと思います。

幾何学模様の曲には、ほとんど歌詞がありません。

歌詞に載せてメッセージを伝える方法より、音によって作られる雰囲気や情景、グッズのデザインやアルバムアートワークによってバンドの感覚をリスナーに届けることをより大切にしています。デザインはアーティストとのコラボで作っていくことが多く、バンドのイメージとアーティストの個性がうまく絡み合うように意識しながら進めていきます。自分らが思う作品のイメージがアーティストのフィルターを通ることで、思いもしなかったデザインが生まれたときはコラボレーションの醍醐味を感じることができます。

アーティストとコラボをする上でもう一つ重要な点は、バンドをフォローしている人が作品を通じてそのアーティストのことを知り、アーティストのファンはアートワークを通じてバンドの事を知ることができる点です。

4回の連載を通して今まで幾何学模様がコラボしてきたアーティストを『Town Talk』をご覧の皆さまと共有できたら良いなと思います。

第1回 Phannapast Taychamaythakool

初めに紹介したいのはタイ・バンコク拠点のイラストレーター・Phannapast Taychamaythakoolです。彼女には幾何学模様の『Masana Temples』のアルバムジャケットとUSツアーポスターをデザインしてもらいました。

以下は2016年にGucciとのコラボ企画で発表されたPhannapastの作品です。

Gucci Jewelry Collection‘Le Marche des Merveilles’ artworks, 2017
Kikagaku Moyo Masana Temples Album Artwork 2018
Kikagaku Moyo North American Tour Poster 2019

彼女が音源から受けた「動物が旅をしている印象」と、アルバムのテーマである「ユートピアへの巡礼」がうまく混ざり合った作品になりました。

彼女の作品は近年注目が高まっており、今年はNYのタイムススクエアで行われた世界最大のパブリックアートフェア『キューブアートフェア』にて彼女のイラストが展示されました。

在宅時間を利用してデザインした彼女自身のタロットカードコレクションも魅力的です。

Phannapastの作品が気になった方は、ぜひ彼女のインスタグラムやウェブサイトをチェックしてもらえると嬉しいです。

次回もぜひお楽しみに!

プロフィール

幾何学模様/Kikagaku Moyo

伝統的なフォーク、70年代のロック、アシッドサイケを融合させた特徴的なサウンドで主にヨーロッパを中心に活動する5人組サイケデリックロックバンド。現在、東京・アムステルダム拠点。メンバーはGo Kurosawa (drums, vox), Tomo Katsurada (guitar, vox), Kotsuguy (bass), Daoud Popal (guitar), Ryu Kurosawa (sitar)。数回のワールドツアーを経て、Bonnaroo Music Festival(アメリカ)、End Of The Road Festival(イギリス)、Le Guess Who? Festival (オランダ)、Concrete & Glass(中国)など大規模なフェスティバルで活躍し、近年は「Gucci」や「Issey Miyake」など世界的なファッションブランドとの仕事やシアトルのラジオ局「KEXP」のライブセッションに参加するなど精力的に活動中。現行のアジアの音楽シーンを紹介するため、自身のレーベル『Guruguru Brain』も運営。

HP
https://www.kikagakumoyo.com/

Guruguru Brain
https://gurugurubrain.space/

 
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